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日銀の市場介入の損益

で どこかで  大規模な為替介入資金の調達がかさみ、政府短期証券の残高が1年間で28兆6395億円増え86兆1259億円となった。 という記事がありました ここで不思議が。 円なりドルなり 安くなりすぎるから買い介入 高くなりすぎるから売り介入 普通に考えたら儲かりそうな気がするんですがなぜ損が出るのです?

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回答No.2

>安くなりすぎるから買い介入 >高くなりすぎるから売り介入 介入というのは、『相場の急変動を制御する』のが建前ですから、円高・円安を加速させる方向での介入も あり得なくはありません。 ただ、基本的には円高・円安を止める方向に介入しますので、長期的には絶対に勝てる取引です。 また、儲かるかどうかと >大規模な為替介入資金の調達がかさみ というのは別の話です。 過去数ヶ月の円高を止めるためのドル買い・円売り介入には、大規模な資金が必要でした。 この円資金は、日本政府が逆取引である「ドル売り・円買い」を行うまで必要になり続けます。 例えば、ドル円が105円の時に、日本政府は政府資金証券を発行して105円を調達し、その資金でドルを買う 取引をしました。 もし、今110円でドル売りをしていれば政府は110円を手に入れて政府資金証券を返済し、なおかつ5円の 儲けが出ているはずです。 しかし、政府は大規模介入の全額分だけドル売りをしているわけではありませんので、手元にドルが残って いるだけで、円資金は依然として足りないのです。 よって、未だに政府短期証券の残高が大量だというわけです。

nishihi
質問者

お礼

>長期的には絶対に勝てる取引です。 そうですよね これ 私が言いたかったのはこれです。 つまり、整理しますと 円高を止めるため円を売りドルを買った ドルは買ったけど売り切らない ので、次のドル買い資金が足りない。 で 借金 という図式ですね? つまり、この政府資金証券は借金であるけれども、ほぼ同等の価値のあるドルという資産ををいまだに売らずに持っているので この借金はさほど気にしなくてよい てな感じでしょうか?

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回答No.5

#3の補足です。 「でも、市場に任せたときの為替の変動の中心点が日銀の気に入らない場所に落ち着くので上下幅の縮小安定 という目的以上にドルを買って円安にしようとしている」というのは、おっしゃるとおりです。 ついでに為替介入の効果について付け足しますと、為替介入には2つの効果があります。 1つは、政府自らが円とドルの実際の需給バランスを替えて、為替レートを動かすという効果です。外国為替市場で円が買われれば円が高くなり、ドルが買われればドルが高くなりますよね。これは人気があるものの価格が上がるといった、ごく一般的なことです。ご質問と補足を拝見したところ、質問者様はこの効果はご存知のように見受けられます。 もう1つは、アナウンスメント効果というものです。これは日銀が円安に誘導するという強い姿勢をしめすことで、需給バランスに影響を与えるという効果です。日本の政府が今後円を安くするという姿勢を見せたら、外国の投資家は、円を買おうとはしませんよね。海外投資家は、「今後円安になるんだから、現時点で円を売っておこう」と考え、その結果現時点で円安圧力が強まります。外国の投資家から見たら、円を買った時点よりも円を売った時点の方が円安だったら損するわけですから。こうして、実際に介入した資金量に関わらず、為替を誘導するのです。 実際にはアナウンスメント効果の方が影響力を持つという考えもあります。

nishihi
質問者

お礼

アナウンスメント効果! なんだか聞いたことがあったものの意味をよく知りませんでした こういう意味だったのですね! よくニュースで「日銀の介入を恐れて小幅な値動きに・・・」 というのがありますが それがこれに近いものなのですね! しかもそういう無言の圧力のほうが影響力が高いとは なんとなく納得してしまうものがあります。 非常によくわかりました!

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回答No.4

#2です。 私、および#3の方への補足に書かれている内容は、全くその通りです。 ちなみに、日銀は何ら判断しておらず、財務省が判断して日銀が事務を代行して介入しているだけです。 色々と理解が深まってこられたのがわかって、回答させて頂いた私も何だかうれしいです。

nishihi
質問者

お礼

む 日銀日銀と言われているのでてっきり日銀総裁の手腕かと思っていましたが 円安誘導なりなんなりは実は大蔵省の考えで行っていたのですね なるほどなるほど いろいろよくわかりました ありがとうございました!

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回答No.3

確かにおっしゃるとおり、 「円なりドルなり、安くなりすぎるから買い介入、高くなりすぎるから売り介入」 という行動をすれば儲かります。銀行などの為替ディーラーはこのようにして利ざやを稼いでいます。 しかし、日銀の為替介入の目的は、利ざやを稼ぐことではなく、円安に誘導することですよね。円高の状態ならば、積極的に円売りドル買いを行い円安に誘導します。しかし、許される範囲の円安の状態ならば、わざわざ円買いドル売りをして円高に誘導しようとはしません。 つまり、円が高くなりすぎるから売り介入(円売りドル買い)するということと、円が安くなりすぎるから買い介入(円買いドル売り)するということを比較すると、相対的に前者に重きを置いているわけです。ですので、政府短期証券発行して円を調達しドルを買った後に、そのドル全てを円に換えたりしないわけです。これを繰り返していけば、政府短期証券の残高は増えます。さらに、何かの要因で、円安になるたびに強い円高圧力が加わると、そこでさらに政府短期証券を発行し資金調達をしなければなりません。これらの繰り返しで、政府短期証券の残高が増えています。

nishihi
質問者

お礼

だんだんわかってきました。 つまり 今の日銀の安定させようと狙っている相場、 一ドル何円か知りませんが、それと世界経済が自然に落ち着くべき円相場に隔たりがあるのでは? 単に為替の変動で 上下する幅を抑えるだけのためならば、買った同じ分だけ売る機会もまたやってくるはずですよね? いわゆる「波消し」ならば 上の波と下の波は同じように来るはずですから。 でも、市場に任せたときの為替の変動の中心点が日銀の気に入らない場所に落ち着くので 上下幅の縮小安定 という目的以上にドルを買って円安にしようとしている ということであってますでしょうか?

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回答No.1

相場をある程度維持するため、どちらの場合にも介入します。 円安を止めるときもあれば、円高を止めるときもあるのです。

nishihi
質問者

補足

円安をとめるために介入するのは、 安い円を買い介入 円高を止めるために介入するのは、 高い円を売り介入 安く打って高く売る 儲かる図式にしか見えません

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