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センター試験
1980年代ってセンター試験はまだ共通一次試験という名称でしたっけ? それともその頃はもうセンター試験という名前でしたっけ? また、その頃のセンター試験と2009年頃のセンター試験て問題の難易度において違いありましたか?
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- 上野 尚人(@uenotakato)
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回答No.1
1990年(平成2年)1月に、最初のセンター試験を受けた者です。現在は予備校で数学を教えています。 その前年(1989・平成元年1月)に実施された最後の共通一次試験では、理科4科目の間に大きな得点差が生じたため初めての科目間の得点調整が行われました。 ただしその調整は「物理、生物の選択者は素点が0点でも調整後は40点になる」という方法だったため批判が生じ、センター試験では現在の調整方法(0点は0点にしかならないが途中の点数がかさ上げされる)に変更されました。 そういった混乱が生じた翌年に行われた初回のセンター試験だったため、どの科目も難度は低く、平均点は高くなっていました。 初期のセンター試験は出題範囲が狭かったため今と比べると難度は低いです。たとえば数学では空間ベクトルは出題範囲から外されていました。数学や理科では満点も多く出ていました。 教育指導要領の改定によりセンター試験の出題範囲は何度も変わっていますが、全般的にひねった出題が年々増えてきているため、難度はずっと上昇している一方です。 昔と比べて過去問の情報や対策が入手しやすくなったため、出題側もこれまでの出題と重ならないように凝った結果だと思われます。