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三相誘導電動機の軸固着について
- 軸固着とは、変圧器の2次側が短絡し、回転子が動かずに固定される現象です。この状態では、回転磁界が導体を直角に通過して起電力が常に最大になり、過電流が流れて巻線が焼損する危険性があります。
- 三相誘導電動機では、回転子の導線は1回巻いただけのコイルで構成されています。
- 軸固着が発生した場合、過電流の電気エネルギーが1次側巻線に供給され、1次側巻線も過熱して焼損する可能性があります。
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>(1)軸の固着と言うのは回路的には、変圧器の2次側が短絡したという > ことですが、物理的には、次のUR 短絡したとの表現はオーバーですが、貼りつけられたURLの第10図に 示された通り、2次側の巻線は裸導体(*)が1回巻いてある状態になります。 裸導体の抵抗値は定格運転時の特性に合わせて抵抗分があると考えます。 抵抗分は等価回路の「r2」で示されています。 (*)図の奥側の導体から右側面の短絡環、さらに手前側の導体から左側面 の短絡環で2次側の巻線が構成されており、これが巻線が1回巻いてある と考えると良いでしょう。 >なぜ、二次側の巻線が焼損したら、それが一次側の巻線の焼損につなが >るんでしょうか。 >軸が固着されたらトランスになるということですが、トランスの二次側 >の巻線が焼損したら、一次側の巻線も焼損するのでしょうか。 等価回路が書かれていますように回転している状態でもトランスと同じよう に考える必要があります。 トランスと略同じと考えますと、二次側の巻線が焼損するほどの過電流が 流れるとしたら、一次側の巻線にも過電流が流れることになります。 また、繰り返しになりますが、二次側の巻線に流れる電流の源は、一次側 巻線から供給しています。 >2次側巻線である回転子の導線は1回巻いただけのコイルで、~ >確認なのですが、2次側巻線である回転子の導線は1回だけしか巻かれて >いないのでしょうか。 上の(*)にて説明した通りで1回巻いてあると解釈します。 また「第2図 誘導電動機の構造」の図でオレンジ色した線で示された円筒状 のものが回転子です。 この回転子に左から右に向かって書いてある線(オレンジ色の線が省略されて います)が回転子の巻線です。 ここから途中の解説文を読み進めていきますと第10図に行きつくことになり ます。
お礼
お返事遅くなりすみません。回答ありがとうございました。回答して頂いたことを参考にして少し勉強してから、また新たに質問したいと思います。宜しくおねがいします。いつもありがとうございます。