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言葉の成り立ちについて
- 言葉の成り立ちはなぜ「おはよう」なのか?
- 「早い」という言葉の組み合わせがなぜそうなったのか気になる
- 五十音の字の中でなぜ「は」と「や」と「い」の組み合わせなのか?
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多分、いつまでこだわっていても痒い所は痒いままになるでしょうね。 言葉というものは、記録する手段なんて何も無い時代から始まってるのは確かなんですから。 記録にも残らないものを「誰が」なんて分かる筈ないんですよ。 言葉も無い、「アー」とか「ウー」とか発声だけで意思を伝えていた時代に、 集落の中で互いに同じ発声を用いるようになったのが、言葉の始まりだろうとは想像できますが、 そんな時代に「誰が始めた」なんてことを、何処の誰が考えるというのでしょうか。 ある地域で自然発生的に「早い」という言葉ができて、 それが変化しながら挨拶にも用いられるようになり、 そのうち丁寧な言い回しを使う時代になってから「おはよう」という言葉が挨拶言葉として自然に広まったのだろうということは言えるでしょう。 単語というものは、 発声を変えながら発音の組み合わせを使い分けることで、仲間同士で通用する言葉として自然発生的に成立したと考えるのが普通でしょう。 だから「誰が?」という疑問自体が想定不可能としか言いようがないんです。 ただ、「はやい」という言葉の成り立ちを想像することは可能です。 …ある集落で最初は「ハ」と発声するのが挨拶の始まりだったかもしれない。 …隣の集落と接触した時、相手は「ヤ」と発声していた。 …互いに「ハ、ヤ」と挨拶していたところに、 …その場の状況を形容する「イ」を付け加える習慣が広まり、 …早い時間帯に用いられていた「ハ、ヤ」という挨拶が「ハヤイ」という言葉として成立した可能性はある。 そういうふうに想像することはできるでしょう。 …「誰」と特定する考察自体が不可能な時代の事です。 「自然発生」と考えるのが普通でしょう。
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- double_triode
- ベストアンサー率26% (520/1997)
No.2の補足。 >「はや」・・・原始日本語から存在 原始日本語は文字をもたないので,「木片に書かれた文書」のような証拠がありません。「誰が書いたか」の署名もありえません。当時はまだテープレコーダが開発されていませんでしたので,音声もまったく残っていません。 「はや」は基本語彙(日常生活で頻繁に使うことば)です。たとえば, はやく起きないと学校に遅れるよ 仕事をはやくしあげてくれ のように。原始日本に学校はありませんが,朝早く起きる必要がある状況はかならずあっただろう。 このとき,もしearly を「ひこぬむかしえるにほ」と表現すると, ひこぬむかしえるにほく起きないと学校に遅れるよ 仕事をひこぬむかしえるにほくしあげてくれ などという長い発音になり,めんどうくさい。だから,基本語彙の音数は「はや」のように短いのがふつうです。
- okvaio
- ベストアンサー率26% (1979/7610)
>言葉の成り立ちについて >別に「はやい」じゃなくて「おまえ」や「ごはん」でもいいんですが、 なんで五十音の字の中でその組み合わせなのか?という事が知りたいです。 なぜ「いこえ」や「かぬき」ではなく、「は」と「や」と「い」になった んでしょうか。 「早い」が「は」「や」「い」になった起源もありますが、「言葉の起源」 を考えた方が良いかもしれません。 調べてみましたが、未だに解明されていないようです。 持論では、例えば、動物の鳴き声では、ワンワンでも良いですが、 鳴き方により意志が違います。 動物の声帯では限度がありますが、人間の声帯と頭脳をもってすると、 色々な発声が出来ます。 知能に優れたある人が、意志を伝えるために発声した言葉が、他の人に 伝われば、言葉として成立すると思います。 それらを整理していつも同じ発声をすると、言葉として成立すると思います。 外国語は、それらの各地(各国)にいた人が、それぞれ開発し、その後、 世界的に整合されたものと思います。 因みに、文字は、その言動を絵に表し、そこから文字が作られたものと 思います(象形文字)。
- double_triode
- ベストアンサー率26% (520/1997)
『角川古語大辞典』を調べると,語幹「はや」は風土記や万葉集にもでてくる, early に相当する古いことばです。より以前の原始日本語から存在したことばと思われますので,「誰が最初に」はわからないと思います。 冗談で答えれば,「は」や「や」は精神が動揺した(驚いた)ときに自然に発する音声ではあります。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
1。漢字 藤堂明保『漢字語源辞典』では、この文字は「日」の象形である〇の中の点ではなく「ムクの実の象形文字である」(p.215)とあります。 ムクの実は黒いので、皁や皀と同じ字で、黒いこと、暗いことを指し、「早」は「夜明け」「時間が早い」「あさはやい」との意味を派生したとあります。 2。言葉 はやいという日本語は、時間が早い、朝が早い、という意味で、「波椰区」と万葉仮名を当てた例が、『日本書紀』にあります。(『時代別国語大辞典』上代編) 3。以上は、中国から輸入した漢字「早」とは無関係だが「はやい」は奈良時代から日本語にある言葉だということが分かります。 4。で、結末はまことに簡単なんですが、「猫を、〇語では、なぜネコと言わないのか」という質問と同じで、日本語の「はやい」を〇語では違う言い方をします。 5。要するに日本語は日本語で、「はやい」は、よそからの借り物ではなく昔からある正真正銘の大和言葉ですから、〇語と違って「はやい」というわけです。
お礼
淘汰されて生き残った種が~の定説のように 「たまたま両者の間で合致した音の組み合わせが「はやい」だった」という訳ですね。 なるほど、ようやくスッキリしました。有難うございます。