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GDP国内総生産の疑問。

GDP国内総生産の疑問。 オリンピック後にGDPが下がるのは生産も増えるが消費も増えるのでGDPは下がったように見える。 と言われたが、GDPは消費は見ておらず、生産量を見てる指数ですよね? GDPの生産量と消費って関係がないのでは? オリンピックで生産量が増えるならGDPは上がるはずでは?

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回答No.1

GDPには消費も含まれています。 GDPは消費のほかに、設備投資、在庫投資、住宅投資、公共投資、輸出から輸入を差し引いたものなどの合計です。 GDP=国内総生産は正確にいうと「生産量」の指数ではないです。「付加価値」の合計です。 生産量というと、例えば自動車が何台作られたとか、何億円生産されたとかいう数値ですが、これらの生産を合計するから国内総生産=GNPと呼ばれるわけではありません。 自動車産業を例にとると、金属の原料は輸入して金属製造業が加工して鉄やアルミを作っているし、ラジエータやプラグ、エンジンなどの部品はいろいろな会社が作っていて、それを最終製品に組み立てて「自動車」になります。だから自動車はものすごく沢山の会社や人たちの作った「付加価値」の合計ということになります。自動車会社が作った「付加価値」は製品になる前の最後の部分だけです。国内で一定期間に生み出された「付加価値」を合計したものがGDPです。 自動車同様にその他の農業も建設業も電機産業もサービス業もすべてでそれぞれの段階で作られた生産価値を計算するには、簡単にいうと出荷した製品の価値から仕入れた原材料の価値を差し引いて算出します。つまり生産した「付加価値」をダブりを差し引いて計算してそれを全産業分合計したものが「総生産」なのです。 この「付加価値」はそこで働いた人に給料などで支払われたり、会社の利益になったりしています。だから「付加価値」=「所得」になります。 「所得」はやがて支払いに使われます。給料をもらうとそれで物を買い、企業は機械や工場に投資するので。「所得」は次の段階として家計の「消費」や企業の「設備投資」などに支出されるのです。 ということで、うんと大まかに説明すると GDP=「付加価値の合計」=「所得の合計」=「消費や設備投資など支出の合計」というふうにかんがえるのです。 だからGDPでは「消費」が70%くらいを占めています。 GDPはオリンピック開催が何年か前い決まってそこから増加する勢いが高まり、開催の直前ごろからは勢いがなくなるといわれます。 オリンピックに向けて、政府が競技場などに投資したり準備を始めて、民間企業もこれを受けて生産力や輸送力の増強の投資をするから設備投資が増えるのです。これで景気が良くなれば仕事も増えるので消費が増えます。しかし、オリンピック前に準備が整ってしまうと、新たな設備投資が一段落して景気に反動がでます。 人々もオリンピックを観るために事前にテレビを買い替えたりした反動で、消費を控えるようになることもあります。会社の売り上げが悪くなりそうなので、個人も支出を控えるかもしれません。それで世の中の企業も、個人もオリンピックごろには景気が悪くなる方向にさらに進んでしまうと考えられるのです。

auhuaweinova2
質問者

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  • mudpuppet
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回答No.2

質問の意図を説明してくれれば わかりやすく回答してくれる方も出てくると思いますよ。 GDPはその大きさで国力を比較したり、 拡大か縮小傾向にあるかで景気の判断をしたりする指標です。 よくわからなかったら上記の2点だけをまず押さえてください。 経済のプロでもないのに内訳を調べる必要は無いと思いますので。 オリンピックは一過性のイベントですので お祭り騒ぎが終わればGDPは減速(縮小)します。 つまり未来のある時点で商品が売れなくなったり 仕事が無くなったりするポイントがくるわけです。 なのでそれに備えて生産量を前もって減らす企業もあるでしょうね。

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