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フロントシングル車は?
スポーツ車のギアの選択は前後でたすき掛けにするのは好ましくないと聞いたことがありますが、最近はフロントシングル車もありますよね。この場合は最大と最低の間が大きいわけで、必然的にどちらかがたすき掛けと同じようになるように思えるのですが、問題は無いのでしょうか。
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トップとローの両方で、最適のチェーンラインが絶対に実現出来ないというのが、フロントシングルの宿命的弱点です。 もちろん、そのポジションで駆動効率が低下します。 なので、ロードバイクはフロントがダブルな訳です。 チェーンラインの最適化の範囲が広いから、ギアポジションの選び方で駆動効率を上げることが出来る訳です。 で、フロントシングルが競技レベルだとスタンダードになっているのがMTBです。 今やカセットスプロケットが12速になりつつあり、多分、この先、もっと増えるので、よりチェーンラインが最適化出来ません。 つまり、駆動効率を上回るメリットがあるから、そうなってる訳です。 軽量でトラブルが起き難いと言うメリットがオフロードでは駆動効率よりも大切なのです。 駆動効率が最適化出来ないと言うのは、MTBでは問題とは認識されないと言う事です。
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最初からフロントシングルの場合、チェーンラインがフロントダブルのアウターとインナーの間ぐらいにあります。(メーカーによるかもしれませんが) なので、極端なたすき掛けにはなりません。 自分でシングル化した場合、ダブルならアウターギアを残すかインナーを残すかで、リアのどちらかにねじれを生じます。チェーンラインを調整するため、シングル用のクランクに変える、オフセットしているシングル用のチェーンリングに変える、古いタイプのBBなら右側の突き出し量を変えるなどの対処法があります。 フロントトリプルなら、ミドルを残すと影響は少ないです。