スーパーや酒類量販店などで、手軽に買える2000円以下(というか、たいていは1000円かそれ以下)のワインを飲んでいます。当然、ワインづくりでは新大陸と呼ばれる南米、特にチリ、豪州、アフリカの南アのものをよく飲むことになります。
赤と白はブドウの品種ごとにおいしかったもの、ロゼとスパークリングはよく買って飲んでいるものを挙げてみました。
<赤ワイン>
ビーニャ・バルディビエソ ピノノワール
合う料理: 肉料理、しっかりした味のオードブル
原産国:チリ
※ ピノノワールという仏ブルゴーニュでよく栽培されている高級ワイン用のブドウでつくったワインです。2000円を切る値段でこの味は大満足です。軽めの品種なので、渋い重口ワインが苦手な人がちょっと高級そうにも思える味のする赤ワインをたしなむのに好適です。
コンチャ・イ・トロ サンライズ メルロー
合う料理: 鶏料理、グラタン
原産国:チリ
※ メルローというブドウの品種、やわらかくて飲みやすいしコクがあるので、自分は大好きなのですが、サイドウェイという米のワイン産地ナパバレーを舞台にした映画でこき下ろされてから人気がなくなり、このサンライズメルローもスーパーであまりお目にかからなくなり、残念です。ホームパーティーにこのサンライズメルローを持って行って絶賛されたことがあります。
コノスル カベルネソーヴィニヨン
合う料理: ペッパーステーキ、ロースカツ、ビーフシチュー
原産国:チリ
※ 仏ボルドーの重くて渋い高級ワインにメインで使われている品種がカベルネソーヴィニヨンです。自分は割と好きですが、連れ合いが重口嫌いなので、あまり飲みません。その点、コノスルは飲みやすいほうだと思います。ちなみに、コノスルはコスパがよいので有名な銘柄で、赤白いろんなブドウ品種のワインを出していますので、コノスルでブドウの品種を飲み比べてみても面白いと思います。
KWV クラシック・コレクション シラーズ
合う料理: ハンバーグ
原産国:南アフリカ
※ シラーズという品種はオーストラリアでよく作られていますが、南アのKWVが自分は好きです。
<白ワイン>
ジェイコブス・クリーク シャルドネ
合う料理:野菜・魚・鶏肉のグリル
原産国:オーストラリア
※ シャルドネというブドウ品種は、白にしては若干重めなので、けっこうキンキンに冷やして飲んでます。お寿司にも合うと、個人的には思っています。高い白ワインはあまり冷やしすぎると駄目とかいいますが、安い白ワインはしっかり冷やすに限ります。
サンタ・ヘレナ・アルパカ ソーヴィニヨン・ブラン
合う料理: 魚料理全般、オードブル
原産国:チリ
※ アルパカは赤、白、ロゼと品ぞろえが豊富なうえに、スーパーで安く(1本500円台)手に入るので、お財布の強い味方です。この白ワインも、自分はキンキンに冷やしてぐびぐび飲んでます。
<ロゼワイン>
コンチャ・イ・トロ フロンテラ ロゼ
原産国:チリ
※ 食中酒として、料理の種類を気にせずに、水代わり?に気楽に飲めるワインです。ロゼもしっかり冷やして飲みましょう。
<スパークリング>
アルパカ スパークリング(白・ロゼ)
サンライズ スパークリング(白・ロゼ)
いずれも原産国:チリ
※ 以前、パリでナイトショーを見に行ったら、そのお店、シャンパン飲み放題だったのですが、あまりおいしくなくて、がっかりしました。上に挙げたふたつはそんな安物のシャンパンより確実においしいスパークリングです。モエ・エ・シャンドンのインペリアルとこれらチリ産スパークリングをブラインドで飲み比べたら、どっちがどっちか自分は分かりません。ヴーヴクリコなら、なんとか分かりそうですが。スパークリングはビールと同じく炭酸系なので、食前酒としても食中酒としても使えて、便利です。ただ、同じブランドの赤白ロゼよりお値段高目なのが玉に瑕。スパークリングはキンキンに冷やして飲むのがいいですね。
ワインの場合、輸入業者のバイヤーの舌の傾向が自分の好みと合っているかどうかが意外と重要です。「あっ、これはおいしい」と感じたワインは、裏ラベルに記載の輸入業者名を覚えておきましょう。次に新しいワインを試すとき、同じ輸入業者だったら、当たりの可能性が高いです。これ、ソムリエの資格を持ったワイン好きに教わりました。ちなみに、自分の好きな輸入業者は、メルシャンとモトックスです。自分の場合、大手でもサントリーは???となるのが多いです。