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虐待死のあとに根掘り葉掘り、悲しんでも遅しでは
虐待死してから根掘り葉掘り、ほじくりだして、 情報をたれ流し、涙しても遅いのではないでしょうか? そもそも虐待の背景にはなにがあるのでしょう? 貧乏に対する世間の冷たさ? 離婚後の女性の貧困?
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日本では「虐待があるとはっきりとした証拠があったときに保護する」というスタンスです。そして「親は子供を可愛いと思っているものだ」という性善説に基づいているので、可能な限りは親元に返してしまうのです。だって「子供は親と一緒にいることが理想的」と一般的には考えられているじゃないですか。 大阪で過去ものすごい痛ましい虐待死事件がありましてね。一度児童相談所が子供を保護したのです。それで母親が引き取りに来たんですね。ところがその子、当時5歳かそのくらいの坊やが「いやだ。帰りたくない。また叩かれる」って泣いて嫌がったそうなんです。これ実話なんですよ。5歳児が知らない人に保護されて、母親が来たら家に帰りたいって思うのが普通じゃないですか。母親と一緒にいるより知らない人と一緒にいたほうがいいっていうのは尋常じゃないです。だけど母親が満面の笑顔で「ママと一緒に帰ろうねー」ってやったもんだから、ついつい児童相談所のスタッフも母親に引き渡してしまった。それで結局その坊やは虐待で死んでしまったのです。 アメリカでは日本と違い、「虐待ではないと証明できない限り親に引き渡すことはしない」というスタンスです。つまりアメリカでは上記のような事件は一応起きにくくなってはいます。 ただこれも良い面と悪い面があって、悪い面は何かというと「誤解で保護されても虐待と判断されてしまうことがある」ってことです。 日本人の赤ちゃんのお尻には蒙古斑というあざがあるのはご存知ですよね。アメリカに住む日本人夫婦が赤ちゃんをベビーシッターに預けたら、ベビーシッターが蒙古斑に気づいたのです。ベビーシッターは蒙古斑なんて知らないですから、これは虐待の証拠だと思い、すぐに然るべきところに報告したのです。その報告を聞いたところはすぐに赤ちゃんを保護。両親は突然子供から引き離されました。その赤ちゃんを診たアメリカ人医師が蒙古斑を知らなかった不幸も重なって「これは虐待の跡だ」と医師のお墨付きまでついてしまい、日本人の両親は「これは蒙古斑といってアジア系の赤ちゃんにはよくあることで・・・」と証明できるまで半年くらい赤ちゃんと引き離されていたそうです。 かような運用の問題はあるのですが、先日のような事件をなくすには、日本もアメリカ方式にせざるを得ないように思うのですよね。日本では、親が理由をつけて子供に会わせようとしない(今本人は熱を出して寝ているとかよくいうそうです)場合に強制執行する手段がないのです。 ただ、児童相談所の名誉のためにいうと、教育の専門家から直接聞いたのですが、ネグレクトも含めて児童相談所ではかなり虐待児を保護しているのですよ。特に日本ではネグレクト系が多いそうで、例えば子供に食事の用意もしないで親がパチンコに行ってしまうなんてことがよくあり、そういうときは学校で教師が本人から証言をとって児童相談所に連絡し、虐待として保護する、ということがあるんですって。子供が就学していると学校を通じて救いやすくなるのですが、今回のケースのように未就学児だとそもそもそういう(虐待を受けている)子って幼稚園や保育園にも通っていないケースが多く、異常を発見することそのものが難しいということがあります。
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- doraneko66
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遅いと言うと結果論なんて なんでもそうなってしまうものです。 現代の社会的な問題定義の1つとして 出すことに意味はあると思います。
お礼
ご回答くださいましてありがとうございます 「国民の関心」という建前で「視聴率稼ぎ」している可能性も あるのかな
- Osric
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犯人の背景がどうのこうのを言うのも良いですが、児童相談所の権限を強めて、子供への面会を強制、おかしいと思ったら、警察の介入、家宅捜査の権限を与えるべきです。確かに不快と思うまともな親もいると思うけれど、それで年何人かの子供の命がすくわれるなら良いのでは。
お礼
ご回答をありがとうございます そうですね 子どもができない夫婦もあるのに、と痛みます
お礼
詳しいご回答をありがとうございます 虐待するのは、まず親のほうに問題があるので、 子を虐待するに至っていると思うのですけど 再婚した家庭における義父による継子いじめも多いようですし