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新刊注文と新刊委託について

出版流通を勉強していますが、標記のこの両者の違いがわかりません。知っている方教えてください。

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noname#239865
noname#239865
回答No.1

委託制度とは、売れなかったら仕入値で返品できる制度のことです。出版社が取次や書店に対し配本し、販売を委託します。そこで、書店は委託された出版物を一定期間販売します。書籍の委託には、3つあります。 【返品期間】    1、新刊委託   約 3ヶ月    2、長期委託   4ヶ月 ~ 6ヶ月間    3、常備委託   1年間      雑誌の委託期間は、 週刊誌は 45日間 月刊誌は 60日間 コミック・ムックは 60日間となっています。 その商品を「委託」にするかどうかは出版社の判断です。 新刊注文、書店からの注文ですから仕入れです、いわゆる買取です。 売れなかったらどうするかはそれぞれの書店と出版社との契約になります。

1102530346
質問者

お礼

大変参考になりました。ありがとうございました。またよろしくお願いします。

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その他の回答 (2)

  • kzsIV
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回答No.3

私の知識が古いのかもしれませんが、記しておきます。  新刊委託、長期委託、常備委託の中で、法的に委託販売に相当するのは常備委託だけです。  常備委託は、特定の書物(例えば○○文庫、▽▽新書など)を常備することを条件に小売店に販売を委託することです。書物の所有権は出版社にあります。契約期間が終わると、書物は回収されます。他の「委託」とは違うので、常備寄託と言い換えるようです。  そのほかは、書物が小売店に届いたところで所有権も移ります。  新刊注文は買切り制で、原則として返品はできません。  新刊委託は、「新刊」と言えなくなるころまでに返品して精算をします。純粋の売買契約ですが、短期間だけあずかったという感じがするため、「委託」というのでしょう。「普通委託」ともいうようです。  長期委託は、「委託」が「新刊」と言えなくなるころまで継続するもので、返品された書(在庫品)を再度出荷した場合もあるようです。

1102530346
質問者

お礼

ありがとうございます。

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回答No.2

委託というのは、書店の棚を借りること。 置いてもらうため、本を渡しても収入は入らず、売れたあと数ヶ月したら売り上げが入ります。 売れなければ返本されます。 この制度のため、国民的大ヒット作でも返本の山で版元を倒産させたことがいくつもあります。 注文というのは、書店が買い取ることです。原則として版元が強ければ返本はされません。 本は再販制度に守られるため、書店の判断での安売りができないので、売れなかった場合、新刊ではなく中古本として安売りされます。新古本といいますが、この状態になると悲惨です。

1102530346
質問者

お礼

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