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新刊の第一刷の日付はなぜ先の日付なのですか?

みなさん、どうもはじめまして。pitagoraraと申します。 僕は新刊を買うことが多いのですが、本の最後の方をみるのと載っている第一刷の日付について、以前から疑問に思っていることがあります。 それは買った日付よりも第一刷のところに書かれている日付の方が先の日付になっていることです。 すべての新刊がそうではないと思いますが、先日も睡眠についての新刊を買ったところ、8月5日に買ったのに第一刷の日付が8月20日となっていました。 どうしてこのように先の日付が印刷されているのか、出版の仕組みについて教えていただけないでしょうか? どうぞよろしくお願い致します。

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回答No.2

再販制度のためです。通常、商品は問屋から小売店へ卸した段階で「買い切り」になるのですが、CDや本ではそうなりません。新刊本の場合、発売日から3ヶ月以内なら返品可能なのです。逆に言えば、売れそうにない本は発売3ヶ月で返品されてしまう。では、出版社が少しでも長く本屋の店頭に置いてもらおうとするにはどうしたらいいか。「実際には発売から3ヶ月以上経っていても『発売3ヶ月以内だ』と見なせる」ようにすればいいわけです。具体的には奥付の発行日を実際の販売日より後ろへずらしてやるのです。 例を挙げましょう。同じ9月1日に発売された本があるとして A:奥付に「9月1日発行」と記載している  →12月1日まで返品可能 B:奥付に「9月10日発行」と記載している  →12月10日まで返品可能 つまり、Bの方が本屋さんに長く置いてくれる(つまりは売れやすくなる)計算になるわけです。 最近は出版不況と出版点数の増加から、 ・発売日に送られてきた本を、箱も開けずに即返品 ・それほどでなくとも、3ヶ月間も新刊を置いてくれることが少なくなっている という事情から、正直に発行日を書く例も増えてはきました。 実際の発売日と奥付の発行日の違いは、こういった事情から生まれています。

  • tatsumi01
  • ベストアンサー率30% (976/3185)
回答No.1

あやふやですが、出版すると国会図書館(昔は違う部署だったかも知れない)に納本義務があるため、昔交通が不便だったときに納本手続きの余裕を見ていた習慣が残っているのではないでしょうか。

pitagorara
質問者

お礼

tatsumi01さん、はじめまして。お返事ありがとうございます。 なるほど!そういう名残があるのですね・・・。とっても勉強になります。ありがとうございまいた!