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生物にとっての「食べられない」はどの範囲を指すか
- 生物にとっての「食べられない」は、生物が生きる上で害になるものや必要のないものを指します。
- 食べられるものは、生物が生きる上で益になるものや自己の代謝・エネルギーに関わるものです。
- 食べられないもののカテゴリーは、消化できない物質や消化できるが大量に摂取すると害になる物質、毒物などがあります。
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これは適用性、といって個々の生物で異なります。 最近別の人の質問に回答したんですが、犬にとって玉ねぎは完全な毒物で、食べたら生命にかかわります。これは猫でもねずみでも同じで、ただ、ごく一部のサルにとっては栄養になるんです。 その差がどこにあるか、は極めてむつかしく、実際に見ないとわからないということになります。 ちょっとした小さなビニールなんか、人間が食べても消化しないでいつの間にか出てしまっているものですが、鳥なんかがついばんで呼吸不全を起こして死ぬ場合がありますので、あなたの観点以外にも「条件によって」悪い効果をおよぼすものがあります。例えばタイの骨なんかは猫が食べたら致命傷になりますが、そして人間がたべてものどに詰まってたいへんですけど、人間はごはんの塊を丸のみにするとそれを胃までもってくことができ胃の中で溶かしますから、なんと栄養になってしまうんですね。 この辺は禅問答みたいなもので、どうしてもいちがいに決めたり教えたりできないものなんです。個別の観察結果を積み上げていくしかないのです。
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- chie65536(@chie65535)
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>それともあくまで環境変化で変わる問題なのか。 当方も「環境変化で変わる」と思います。 テレビ番組で観た話ですが、アカシアの芽を食べるグースーという動物が大量死して、原因を調べたら、餌として食べていたアカシアが、餌になるのを防ごうとタンニンを多く生成するようになり、タンニンを過剰摂取したグースーは、消化機能が低下して大量死しました。 これは「餌として食べられる物」が、防衛反応で「餌として食べられない毒物」に変化した事例です。 遺伝子操作や突然変異で「今まで食べる事ができたものが、突然、食べられなくなる」という可能性もあります。 一概に「こうだ」と決められるモノではないと思います。 例えば「納豆」とか「臭豆腐」とか「ベジマイト」とか「シュールストレミング」とかは、人によっては「あんなの食える訳がない。食べ物じゃない」と言っています。
ぼくは「専門の方」じゃありませんが,考えるところを書きましょう。ヒトにかぎるはなしとします。バクテリアなどをふくむと,はなしが拡散します。 国語的に「食べられる・飲める」は多義的です。 1.有効に消化でき,食物と認識される 不思議な例は,乳糖(哺乳類は離乳後に消化酵素生成能力を失うが, ヒトは突然変異により消化できる) 2.有効に消化できるが,文化的に食物とは認識されないことがある 例は,地域性が強い食品(発酵食品,昆虫,内臓など) 例は,ベジタリアンが肉食をしない,宗教的タブーで食べない 例は,鼻水や血液(なめて飲み込むことがあるが食物ではない) 例は,糞尿や吐瀉物(嗜好異常者が食べることがある) 3.少量ならば無害で消化されずに排出されるもの 例は,食物に混じっている鉱物質の粒,爪楊枝のかけらや包み紙など のセルロース,リグニン 例は,整腸のために摂取する食物繊維 4.少量ならば薬効があるもの 例はエタノール(酒),血圧降下剤や強心剤などの医薬品 5.異常な目的のために摂取する奇妙な有害物質 例は,サナダムシの卵(ダイエット目的) 例は,麻薬,ヒ素化合物をふくむ「仙薬」(長期的には有害) 例は,自殺のために飲む毒薬