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漠について
中国に空想上の動物で「漠」っていますが、漠はなぜ夢を吸う動物と 言われているのですか?また、中国のどの地方に伝わる話なのか ご存じの方教えてください。
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「漠」ではなく「貘」(または「獏」)ですね。 夢を食べるといわれる「貘」は,現在動物園などで見られる実在のバクではなく,中国の想像上の動物でした。一説には,鼻はゾウ,目はサイ,尾はウシ,足はトラ,全体はロバほどの大きさで体型はクマに似ており,歯がかたくて銅や鉄などを食べると言われます。唐の白居易の詩に「貘は南方の山谷中に生まれ,その皮に寝れば瘟(疫病)を辟け,その形を図すれば邪を辟く」とあるように,魔除け,辟邪の力がある動物と考えられていたようです。何でも食べるすごい動物,ということから生まれた考えなのでしょう。 こうした俗信のうち,「皮に寝ると魔除けになる」のあたりが強調されて日本に伝わり,「貘は悪夢を食べる」ということになったようです。節分(新年)の晩に貘の絵を枕の下に敷いて寝る風習も,日本特有のものだそうです。
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- shoyosi
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回答No.3
「説文」「山海経」にも、書かれていますので、特定の地方の話ではなく、全国的にいると思われている動物です。「説文」には蜀(四川省)、「山海経」などは南方の渓谷中に住むとなっています。また、「列子」には、獏は中国の豹の越地方の呼び名ということになっています。
noname#647
回答No.2
質問の答えとは違うんですが、獏は鉄を食べるといわれていて江戸時代などは平和の象徴と考えられていたそうです。日光東照宮には沢山の獏が破風に取り付けられています。よく、ゾウと勘違いされるそうですが・・・。戦争が起きると鉄が武器に変えられ獏の餌がなくなるので、うえじにするといわれ、獏が安心して住める世の中になればいいということなのだそうです。