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今、実業大学の導入が検討されていますけど、本来の大学は「就職に役に立つことを教える場所」ではありません。医学部や教員養成課程などはそこを卒業しない限りその仕事に就くことができないわけですから必然的に入学を目指さざるを得ませんが、本来の大多数の大学は「直接役には立たない可能性が高いが、教養としていつかは役に立つかもしれないこと」を自ら学ぶところで、それを前提に設立されています。 「学んだことがすぐに役に立つこと」を教えるのは、本来専門学校の役目なのです。ごく一部の例外を除き、専門学校は国家試験を目指すことを目的にしたり、技能を身につけることを目的にしています。中には時間が必要な物もあるわけで、今では4年制のところなどもざらです。「専門学校」というと大学より一段低く見られがちですが、目指すものが全く違うものなわけです。 子どもの数に比べて大学が少なかった時期には大学進学を希望していても定員の関係で入学できない人が多くいました。二浪くらいは珍しくありませんでした。給与体系において大卒と専門卒では大きく差が付けられていたからです。言い換えると大卒者も専門学校卒者も同じようなところに就職する人が多かったのです。 今後は目指すものによってこの二つは使い分けられるべきなのですが、現実問題として「専門学校」は一段低く見られがちです。今でも求人広告の中に「学部不問 4年制大学卒以上」などというところがありますが、こういうところも専門学校卒者を明らかに差別しているわけです。そういうことが無いように「実業大学」という概念が出てきたわけです。 今でも実質「専門大学」と言えるところはかなりあります。特に新興の大学に多いです。
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- staratras
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一昔前に大学や学者の世界について使われた「象牙の塔」という外国語に由来する言葉が、現在ではほとんど死語になっていることからも分かるように、社会の「大学」に対するイメージはこの数十年で大きく変化し、多様化しました。 その中の一つに、ご質問のような考え方もありますから、そのような考え方に同意する一部の大学で、そうした入学試験を行いたいと考えるところがあれば、そうすればよいでしょう。 ただし日本の大学すべてでそうすべきだということにはなりません。現在の日本で大学が現実に果たしている役割や大学自身が目指しているもの、一般の人が大学に期待しているものは、大学により、また個人により、実に様々であり、一つの鋳型に押し込むべきものでもないからです。画一的な「大学かくあるべし論」は現実にそぐわない不毛な議論だと考えます。 60代の回答者の個人的な経験から言わせてもらえば、大学で学んだことは職業生活のあちこちで思わぬ形で役立つもので、どのような勉強も決して無駄ではなかったと思います。一例をあげれば、図書館でマイクロフィルムの新聞をリーダーにかけながら記事を探した経験は、30年以上のちに、職場には記録が残っていない昭和18年の業務に関するお客様からの問い合わせに答える際に直接役立ちました。 ネット上や縮刷版には出ていない新聞の地方版でもマイクロフィルム化されている場合があること、それらはどのような場所で閲覧できるか、そして効率的に希望の記事を探すにはどうすればよいかなどが分かっていたからです。これは瑣末な事例かもしれませんが、こうした「情報を入手するノウハウ」は、どのような職業でも重要なことがらです。 今ではインターネットという便利なものがあり、これを活用すべきことは言うまでもありませんが、世の中の情報がすべてネット上にあるわけではないということも肝に命じておくべきです。…と脱線しかかりましたが、就職して役に立ったのは「学生時代に最先端だった知識」よりも、「基本的な考え方」や「基礎的な技術」の場合が多かったことは確かです。「すぐに役立つ現代風の「実学」は、すぐに役に立たなくなる場合もある」ということや「温故知新」ということも、また真理の一面であり、受験科目を考える際にも必要な要素だと思います。
お礼
ありがとうございました
- SPS700
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お考えはよくわかりました。大学の意図する産物はできないでしょうが、まあ商売人を作る一部の学校にはいいと思います。 近隣の弊害で明白ですが、僕は入学試験は意味がないという意見なのですが、ビジネスマンになる中間過程の学校には暫定案としては無価値ではないと思います。
お礼
ありがとうございました
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