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プラスチックの引張強さと結晶状態について
- PPS樹脂の引張強度について教えて下さい。PPS樹脂じゃなくても結晶性樹脂の情報でも構いません。
- 同じ樹脂の場合、結晶化度が高いものと低いものでは引張強さはどちらが高くなりますか?ネットなどには結晶性が高い方が強度が高いと書いているのですが、イメージ的に結晶化があまり進んでおらず、靱性がある方が強度が高くなるような気がします。
- また、衝撃強さに関してもコメントして頂けると助かります。
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メーカーに聞くのが一番です。 サクッとは、鉄の圧延品か、鋳鍛又は鍛造品か、 結晶方向の切断なら、圧延材の加工によるものか、鋳造品による加工面だけのものか、 等々の性質に少し類似していますがな。
>>引張強さ みょみょみょーーーんと伸びるところと ぶちっと切れるところです >>結晶性が高い方 みょみょみょーーーんと伸びるところがなく ぶちっと切れる ところが高い
お礼
。。。ありがとうございました。
結晶化度と引っ張り強度の関連には、ガラス転移温度(Tg)が関与してきます。非架橋のゴムの様にガラス転移温度が引っ張り試験測定温度より低いと引っ張り試験によりズルズルと主鎖の絡まりが解けて抗張力は大きくなりません。その様な場合に、ポリエチレン(Tgは-60℃と言われている)結晶性なので非晶部分は伸びますが、結晶部分で絡まっていて引っ張り強度が上昇します。 引っ張り強度については上記の通りですが、耐衝撃性については変わってきます。衝撃吸収性能は伸度がある程度大きい方があり、ポリエチレンだと結晶化度が高い(高密度)HDPEより、結晶化度が低い(低密度)LDPEが高いという結果になります。 Tgが測定温度(室温)より高いものはまた違っています。高Tgで非晶性ポリマー、例えばポリスチレン(Tg≒100℃)、ポリメタクリル酸メチル(Tg≒105℃)はパリパリで伸度も小さく耐衝撃性は劣ります。
お礼
回答頂き、ありがとうございます。 樹脂の結晶状態と物性強度の関係を詳しく説明して頂き、ありがとうございました。 わかりやすくてイメージもできました。 ありがとうございました。
ポリカで調査した経験あって、それで検索したら概念ながらPPSも出てます。 解説できる力量はありませんが、、、 http://www.m-kagaku.co.jp/grproduct/company/mcc/cmd/notification/200311.pdf 平均分子量、結晶構造、、、 表4から分子・結晶ではそれほど変わらないことが見てとれ、標準のまま使うのが無難と思います。 PPSはGF強化すると特性改善が顕著で、それが一般的なのでは(各社のグレード展開からも) 過去、軟らかいPPSと聞かれかなり調べ、PPSU(ポリフェニルサルホン)と混同ではと指摘したが音沙汰無。
お礼
早々に回答頂き、ありがとうございます。 結晶性樹脂なら結晶状態が物性強度に与える影響はどの樹脂でも同じかと思っていましたが、PE樹脂とPPS樹脂では程度が違う感じですね。 PPS樹脂ではあまり差異がみられないのに対し、LDPEとHDPEでは顕著に影響を及ぼしている事がわかりました。 わかりやすい文献を教えて下さり、ありがとうございました。
お礼
回答、ありがとうございました。 メーカーにも確認してみます。 金属も似ている部分があるのですね。