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離れたPIC同士のシリアル通信の回路でのPICの破損について
- 5m離れた2つのPIC間でシリアル通信(9600bps)をする回路を作りました。
- ふとしたことでPICの内蔵モジュールが破損することがあります。同じ回路を2セット作りましたが、同様に破損してしまいました。
- この状況の場合、PICが破損する原因と解決策について考える必要があります。MIDIのようにフォトカプラを使用するか、RS-232Cトランシーバを使用するか等を検討し、確実かつ簡易な方法を選ぶ必要があります。
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恐らく、ESDと思う http://ednjapan.com/edn/articles/0702/01/news113.html ESD保護ダイオード http://www.semicon.toshiba.co.jp/product/diode/zener/ とかもあるが、効果の確認は困難 <実際に壊して確認するしかない ESD試験機 <とてつもなく高価 http://www.noiseken.co.jp/modules/products/index.php?content_id=189 ビンボー人は、圧電式百円ライターの電極に電線を繋いでテストする ESD保護内蔵型通信ドライバICを使うのが比較的簡単 http://japan.maximintegrated.com/products/protection/esd/rs232.cfm http://www.analog.com/jp/interface-isolation/rs-232/products/index.html http://www.tij.co.jp/lsds/ti_ja/interface/rs-232-products.page http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-02377/ http://www.marutsu.co.jp/ichiran/?SHO=011601 蛇足 それにしてもスゴイ時間に質問して、スゴイ時間に回答が付いてるなぁ
添付なさった回路図から読み取れる範囲では、回答(1)さんの回答内容が 最適な対処方法をお示しになっていると思います。 回路図では、PIC_AとPIC_Bとは、5mの接続ケーブル(GND,12V,信号線)で 接続されていますが、GNDが回路図に表記されていないところで、接続されて いるようなことがありませんか? PIC_AとPIC_Bの筐体が金属製であって、双方ともにGNDが回路図に表記されて いないところで接続されているような場合は、PIC_AとPIC_Bの間のコモンモ ード電圧によって、ポートを破壊する可能性がありそうです。 PIC_B側の回路は、PIC_A側から電源が供給される従属回路のようですので、 ケーブル以外の経路でGNDが接続されることがないように、完全に浮かせて しまうことが対策になるかもしれません。 GNDの接続は、筐体の可能性だけではなく、PIC_B側のインターフェース全般 についてチェックする必要がありますのでご注意下さい。 ケーブルの着脱に用いるコネクタは、GNDラインが、接続時には最初に接続 され、解放時には最後に離れるような、GNDピンが指定されているような 品物を使うことが適切と思います。 イベント会場で使う機器であれば、XLRコネクタ(通称キャノン コネクタ) を採用すれば良さそうですね。1ピンがGND用に設定されていて、接続時には 最初に接続され、解放時には最後に離れるような設計になっています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/XLR%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC >恐らく、ESDと思う picとRC232Cドライバーの仕様書を比べて眺めてみましたが、 picのI-OポートにはESD耐量の記載がなく、RC232Cドライバーには明確に 記載されているようです。(ほんの一例を検索しただけですが・・・・) このような観点では、RC232Cドライバーを介する方が、ロバスト性が向上 することは間違いないと思います。
毎度JOです。 PICの内蔵モジュールが破損」と有りますが、ポートの損傷では無くモジュールの損傷なのでしょうか 内蔵モジュールの破損であれば、そう判断した理由をお聞かせ下さい PICのシリアルポートはプログラムによりアクティブとなります、プログラムでアクティブに成るまでHIインピダンスです 1)仮に片側のPICの電源が速く立ちあがっても、シリアルポートがアクティブに成るまでHIインピダンスのままです 2)即座にアクティブと成り、ポートがHIと成ると「相手側」のポートにこのHI≒5Vが接続される 3)この時早く立ちあがったPICのポートから「相手側」のポート内のクランプダイオードから「相手側」の7805の+5Vへ供給されます 4)「相手側」+5V回路のインピダンスが低い場合等は大きな電流が流れると想像出来ます 投稿された配線通りに接続されたなら、通電中に+12Vの接続が遅れた場合に上記の現象が現れます 解決策 1)起動からプログラムによるシリアルポートをアクティブにする時間を持たせる 2)TX-RXのたすき掛けの2回路に1kΩ程度を直列に各入れる、 これにより電位差が有っても損傷までは至らない 9600Bpsなので1kΩ程度では通信波形に「なまり」は出ない 3)コネクタが確実に接続されるまでは、両回路に+12Vを供給しない 毎度JOです。 1kΩを挟む事によるノイズ耐性は周囲の環境によります、ノイズを発生する機器の無い一般的な室内では問題は有りません マイコンのポートをそのまま基板外に出す事は他にも問題が出ますから、出来ればポートの信号線が基板外に出る所で、各1kΩを入れる方が障害が出難いです となると4本の1kΩが必要になりますが 本来なら、フォトカプラやRS232Cドライバでインターフェースをして基板外に出すべきですが、周囲のノイズ環境が過大で無ければ1kΩでも問題無いと思われます ノイズが心配であればシールドケーブルでの配線と言う選択肢もあります 投稿内で「なるべく簡易で確実な方法をとりたいです」となっていたので1kΩの挿入を提案しました 毎度JOです。 通信のノイズ耐性は、要求するスペックで決定します 1)ノイズでエラーが起きても何度かリトライして「その内送れれば良い」程度か 2)何が何でも一発で送りたい 1)の場合は今のまま 2)の場合なら、RS422等のインターフェースで通信ケーブルは、ツイストペアのシールドケーブルを使用します ノイズが過大な環境では通信回線のみならず、マイコンボード本体へのノイズ輻射も考慮せねばなりません
お礼
とてもわかりやすい内容で、本当に助かりました! 現状でも何度かリトライするプログラミングになっていますので、とりあえず1kΩ計画でやってみようと思います。
補足
こんにちは。 早速のご助言をありがとうございます! すみません、ポートの損傷とモジュールの損傷の違いが理解できておりません。 単にRXピンの機能が破損により永久に失われてしまったという意味で書きました。 (私の認識では、ポート=内蔵モジュールとなってしまっています。) ご助言いただきました解決策のうち、諸々の要因を考えると、実現可能なものとしては2番のみなのですが、1kΩを挟むことで、逆に動作中にノイズに弱くなったりする可能性はありませんでしょうか? また、1kΩを挟む方法と、フォトカプラ(或はRS232Cドライバ)を使用する方法では、確実性はどちらがありそうでしょうか? 引き続き、宜しくお願いいたします。 JOさん、こんにちは。 詳しいアドバイスをありがとうございます。 同セットは、ライブ会場で使用する可能性があり、また、照明などのOn/Offが激しい場合があるとおもわれますが、このような環境の場合、JOさんなら、やはりフォトカプラやRS232Cドライバを使用する選択をしますでしょうか? (この場合、簡易な方法をとる、という条件は除外し、確実性を重視することといたします。)
補足
ご助言をありがとうございます。 ケースはどちらも樹脂性で、ケーブル以外でGNDが接続される可能性は無いと思われます。 ご指摘いただきましたように、GNDラインが、接続時には最初に接続され、解放時には最後に離れるようなコネクタを使うべきでした。