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テンパーカラーとは?
- テンパーカラーとは、酸化被膜のことを指します。
- テンパーカラーが付くと、耐摩耗性や耐蝕性が向上します。
- ハッシュタグ: テンパーカラー, 酸化被膜, 耐摩耗性, 耐蝕性
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焼き戻しで発生する色のことをテンパーカラーと言うのが本来の表現だと思います。 今は加熱により発生する色を全てテンパーカラーと言っているようです。 他に適当な表現がないからだと思います。 参考まで。 SK5なんぞは焼き戻し温度の差で表面色が結構あります。 弊社では濃紺を指定してます。金属色だと素人には焼きいれ焼き戻しが判らない、又、茶系ですと錆との区別が難しいです。
昔、焼き入れしている処を見ていた時に、焼き戻しの温度を“テンパーカラー”で、 確認するんだと云っていた事を、思い出しました。
質問者さんとはことなる分野ですが、切削加工でもテンパーカラーなる用語 を使います。 加工したさいの切りくずの焼け具合をテンパーカラーと称して、その状態を 観察して、切削速度を上げ下げしたり、より切削抵抗の低い工具に替えたり します。切削温度も局所的に数百度になり酸化反応を生じるので、経験則で 職人さんは判断するわけです。 表面処理技術 > 熱処理 のカテゴリのご質問で、しっかりとしたご回答も 出ておりますが蛇足まで。
お礼
ありがとうございます。
酸化被膜で正しいのですが、酸化被膜自体の色ではありません。 シャボン玉の色が七色に変化する原理と同じで、ごく薄い皮膜の厚さと、 膜の中を進む光速が空気中と異なることが原因で、膜厚に応じて色が変化 する現象です。薄膜の表面と、金属との境界面からの反射光が干渉すること によって生じます。 (膜自体は、極めて薄いので、透明に近いと考えていいと思います。) 膜厚が増えるに従って、薄い黄色から、オレンジ、赤、紫、青のように 色相が変化していきます。 物理現象に興味があれば、結構面白い現象です。参考文献などを手がかりに 情報収集してみて下さい。 テンパーカラー(色)は、温度の指標と扱われていると思いますが、 物理的には、酸化膜の厚さに対応する指標です。 従って、同じ色合いであっても、一般的な炭素鋼と、耐酸化性が優れた 耐熱鋼やステンレスなどでは、発色する温度が異なりますので、原理を 把握なさって応用なさることが良いかと思います。
お礼
良く理解できました。面白いですね。ありがとうございました。
いいと思います。ばねは成形後テンパー処理が必要であり、その処理によって色がついてしまいます。
お礼
ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。茶系は錆との区別が難しい点は大いに参考にさせて戴きます。