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コロ軸受けの使用限界と点検方法
- 質問者は、コロ軸受けの使用限界について知りたいと考えています。
- 機械を止めて軸受けを点検して、コロと外輪の隙間で使用限界を判断する予定です。
- 測定基準の限界値に関する情報を教えてください。
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私も参加させて下さい。 コロ軸受の隙間が なぜあるか? 構造上 予圧をかけにくい構造である為に発熱などによる寸法変化を あらかじめ見込んで使用状態に最適な隙間を設定します。 製作時の隙間測定はメーカーによってやり方は違うが 基本は片側によせて一定圧を加えた状態での測定 発熱は内輪駆動だと内輪側の発熱が大きく熱の伝導は軸と外輪側に伝わります 熱バランスは 内輪→大 外輪→小 となる 当然 常温状態の隙間は小さくなる 機械を止めて点検 だと 組み込まれた状態で軸などの荷重が掛かった状態となり メーカーの設定値と違いが生じるし温度も測定しないと 前出の皆様のアドバイスのとおり 音・温度・回転精度 などで判別が一般的です。 個人的には 条件によっても違うが「温度での管理」が比較的簡単と思う 室温+○○度で管理 潤滑異常や軌道面の異常で必ず温度は上昇します。 重要な設備なら寿命計算をし 安全率をかけて 定期的に交換が望ましい NET上でも寿命計算は色々なやり方が確認できるが 理解して使うのは結構面倒です。 メーカーの無料のソフトで計算が良いかも? ># 私ら爺ィなら、 ># ベアリングの診断には、先ず、聴診棒を持ち出すのだが。 私の方が爺ィかな・・・? グリス潤滑のスピンドルで慣らし運転している時には グリスの飛び散る音も聞こえます 修理やOHの際には 音と温度そして精度 の確認が必要です >今の工作機械はドアが閉まっていないと主軸 が回転しないので、聴診できませんね... お勧めはしないが ドア側のインターロックを外して 安全を確認した上で主軸をまわす でも、最近のMCは冷却装置が付いてので温度での確認はNGだし 音にしたって軸の上部に色々と付帯物があり聞き分けは困難 カバーを外して何箇所かで音を聞かないと判らないでしょうね。 スミマセン 訂正です 誤 当然 常温状態の隙間は小さくなる 正 当然 常温状態より隙間は小さくなる 最近は赤外線などの非接触タイプの温度計も非常に安価なものもあります。 当然ながら強制的な冷却がなされているなら 温度での管理は難しいかもしれませんが。
他の回答者さんと内容が重複しますが、アプローチの仕方を逆からにしてみます。 さて、使用限界って、何に対してでしょうか? a)精度維持? b)回転異常? c)異音or騒音? 等々での。 自動車の脚廻り部品に使用されている物は、a)ではなく、b)やb)に至る警告音での c)とかでしょうね。 使用別でも、多少異なると考えます。
お礼
御教授ありがとうございます。
回答(1)氏も書いておられるが、 ベアリングの寿命は、隙間だけでは判断できないものです。 一番重要なのは、転送面の状態。 フレーキングが起きていたら、隙間に変化が無くても使用不可! むしろ、隙間の変化が確認できたら、とうの昔に使用限界を超えています。 # 私ら爺ィなら、 # ベアリングの診断には、先ず、聴診棒を持ち出すのだが。 # 若い奴らは、知らないかな?
お礼
ご教授ありがとうございます。
どのような機械で、どのような部位に、どのような状態で、 どのようなベアリングを、使用されて、どのような頻度で 点検・交換されるかわかりませんが、回答(1)さんの書かれて いるとおり、すき間の値だけで決めるのは難しいと思います。 (メーカに相談することがやはり手っ取り早いです) また、参考になるのがこのサイトでも定番のベアリングドクター。 貼付URLよりダウンロードできます。 因みに、工作機械(マシニングセンタ)の場合、 ・主軸ベアリング → 異音,異常昇温,または周波数分析による診断 ・ボールねじのサポートベアリング → 異音 で、異常を見極めます(主軸は焼付くまで使用することが大半ですが)。 その他のベアリングは、殆どメンテしなくても、何とか使えることが できるような感じです。 ># 私ら爺ィなら、 ># ベアリングの診断には、先ず、聴診棒を持ち出すのだが。 ># 若い奴らは、知らないかな? 先輩!私はドライバー(お尻が金属になっている物)で聴いていました。 今、気がついたのですが、今の工作機械はドアが閉まっていないと主軸 が回転しないので、聴診できませんね...
お礼
ご教授ありがとうございます。
対象ブツと現象とは少し違うが http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=267904&event=QE0004 No.39523 ベアリングの歪み許容量を教えてください おなじ議論かと思います。 http://www.jsa.or.jp/stdz/edu/pdf/b2/2_06_1.pdf JISでは初期精度として『内部すきま』の規定もあるが、寿命について具体的な値はありません。 P.25 長寿命化、メンテナンスフリー性 → 材料、組込精度、潤滑条件 → 規格の制約を受けず、メーカに選択の自由度あり 転がり軸受に求められる主な性能は、静寂性、回転精度、低回転摩擦、低起動抵抗、長寿命化、 メンテナンスフリー性などである。 このうち、静寂性、回転精度、低回転摩擦、低起動抵抗については、形状や表面加工の精度、 組込み精度などがこれらの性能に影響を与える主な因子と考えられる。 これらの性能に対して、規格ではどのような対応をしているかというと、規格のなかでは、 形状については規定してはいるものの、形状・表面加工の精度と関連する製造法などは 特に規定していない。 すなわち、この部分についてはメーカの自由となっている。また長寿命化、メンテナンスフリー 性については、軸受材料、組込み精度、潤滑の条件などがこれらの性能に影響を与える主な 因子と考えられる。 しかし、規格のなかでは軸受材料、組込み精度、潤滑条件についても特に規定しておらず、 メーカの自由となっている。 なので測定基準の限界値も自分で決めなければならない。 ベアリングの摩耗とは、均一なことは少なくフレッティングとか面が荒れることが多いはずで、すき間の値だけで決まらない要素があると思います。
お礼
ご教授ありがとうございます。
お礼
ご教授ありがとうございます。隙間だけでなく、温度管理など色んな角度から点検していきたいと思います。