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遠心ポンプと歯車ポンプとねじポンプの使い分け
- 遠心ポンプ、歯車ポンプ、ねじポンプの使い分けについて教えてください。
- 低粘度では遠心ポンプ、中程度の粘度では歯車ポンプ、高粘度ではねじポンプを使うのが一般的ですが、水のような低粘度でもねじポンプを使う利点は何でしょうか?
- 会社から水のような低粘度でねじポンプを使っているとの情報があり、理解できません。低粘度でもねじポンプを使う利点は何かありますか?
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ご質問の『低粘度でもスクリューポンプを使う利点』ですが、 ○定量性が確保できる → スクリュー1回転で吐出される量が決まっているため 遠心ポンプだと別途流量計、コントロール弁を必要とする。 ○スラリーでも問題なく送液可能 ○ブースターなしでも高揚程が可能 ○回転方向だけで、吐き出し・吸い込みの切り替えが可能 といった所がすぐに思い浮かびます。 ポンプ選定には粘度以外にも色々な要素が絡みます。 色々視野を広げて検討すると思わぬ発見があるかもしれません。 忘れていました。 ○やわらかい固形物を壊さずに搬送可能 → 排水処理のフロックを壊さず大きいまま輸送する等 ○脈動がほとんど無い も大きなメリットです。
水のようなものでも固形物を含んでいるとか?
お礼
JJ_UJ さん、アドバイスをありがとうございました。 固形物に対しては、直感的にどの形式のポンプでも弱いものと思っていました。しかし、スクリューポンプは、ねじ前後の差圧が小さいような気がします。したがって、ねじと外側のケーシングとの狭い半径すき間に、固形物はほとんど入り込まないのかもしれませんね。
物としての一面からしか見てないから http://www.mohno-pump.co.jp/learning/manabiya/a_class/a1b.html ちなみにスクリューポンプ = ねじポンプ ではなく スクリューポンプ から派生した ねじポンプです
お礼
はははさん、ありがとうございます。 そうなんです。物事を一面だけで固定して見ていました。 今後は、二面、三面で見れるように成長したいと思っています。
> 「遠心ポンプ」と「歯車ポンプ(ギヤポンプ)」と「ねじポンプ(スクリューポンプ)」の > 3者は、液体の粘度によって使い分けるものと理解していました。 > 低粘度では遠心ポンプ、中程度の粘度の場合は歯車ポンプ、高粘度の場合はねじポンプを使う > ことで、効率をそれほど低下させることがないと理解しています。 は、貴殿の見解ですか? それとも何かの文献に掲載されていた内容ですか? さて、貴殿の記述内容は否定しませんが、流体の圧力や質等により絶対的な使用指針では ありません。 それに、スクリューコンベアで流体の物を運ぶ機器は、一種の低圧スクリューポンプです。 スクリューポンプの構造や原理を確認していきますと、使用方法の記述もありますし有益です。 例えば、水等の排液にスクリューポンプが使用されているのは、排出時の圧力は殆ど必要 ない構造の場合で、スクリューコンベア的な使用方法をする場合があります。
お礼
後(ご)の先(せん)、アフターユーさん、アドバイスをありがとうございます。 粘度によってポンプの形式を使い分けることは、文献に載っていたのではなく、私の見解でした←過去形。 スクリューポンプは「排出時の圧力は殆ど必要としない」ということが、漏れが多くとも必要な軸動力が小さくなるかもしれません。じっくりと考えてみます。
粘度による分類は一応その通りであっても スクリューポンプは、水どころかエアコンプレッサーにだって有ります。 コベルコ・スクリュ圧縮機 http://www.kobelco.co.jp/technology-review/pdf/50_3/099-103.pdf 粘度だけでなく能率、所要圧、吐出し容量、メンテ性、(漏れ対策の難易)によっての選択です。 スクリューの構造も特徴も歯車に近いものがあるが、漏れはやや大なので、高圧、高精度圧送には歯車の方が多いかと。 スクリューのその他の特徴。無せん断、脈動無、、、 http://www.fukko.com/screw/feature.html
お礼
岩魚内さん、さっそくのアドバイスをありがとうございます。 粘度だけでなく、他の要因もありそうですね。 ご紹介していただいた論文は、のちほどじっくりと読んで勉強します。
お礼
zackzackさん、詳しいアドバイスをありがとうございます。 粘度以外にも、それぞれのポンプの利点と弱点を検討する必要があることが、よく判りました。