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インサートナットを挿入時の板厚について
- 板厚5mmのABSの板にM5のナットをインサートする際の問題について教えてください。
- ナットの高さが4mmでインサートすると残り板厚が1mmになりますが、このようなインサートは可能でしょうか?
- 5mmの板厚から急激に1mmの板厚になると、樹脂がどのように流れるのかが疑問です。
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樹脂が流れるのか?という事は射出成形品でしょうか 5mmから1mmでも樹脂は流れます 基本肉厚が5mmの製品? それともインサート部分のみボス状に5mm肉厚? 5mm肉厚の製品として ナットの外径(ABS肉厚が1mmになる範囲)がどの程度なのかとゲートからの距離や樹脂の流動方向により完全に充填するかどうかが変わってくると思います それより気になるのはボス状になっていないベタ面にインサートナットを設定した場合、樹脂の流れによってはナットが浮き上がる事も考えられるのでインサートする方とは逆からもインサートを支える様な構造が必要になったり、ゲートの位置の検討が必要になるかもしれません ボス底にインサートする場合は樹脂がインサートを押し付ける方向で流れます 平板面にインサートがある場合はインサートの側面に樹脂がぶつかる方向から流れます M4ナットの内径に合わせたピンにインサートを固定しますが、少しはクリアランスが必要なので完全に固定されるわけではありません 型閉めの振動などでも浮く事もあります 1mmある隙間側に先に樹脂が入れば問題ないのですが確実ではありません 要求される製品の品質にも因りますのでそれに合わせた判断が必要になります インサートの浮きが発生した場合はインサートを固定するピン径の穴があき、その奥にインサートがある状態になります ABSなので無理にねじ込めば入るとは思いますがそれをOKとするかNGとするか 可能ならインサートと逆側からインサートを押さえるピンを設定してあげた方が確実です(製品に穴が開きますが...) 発泡剤入りの樹脂などでは良くありますがABSで5mm肉厚は厚いですね どの様な製品か分かりませんが一般肉厚をもう少し薄くして必要な部分だけをボスやリブにした方が成形品単価は下がると思います(逆に型費は上がります) 樹脂量も多くなるのでゲート形式や成形機の選定にも注意が必要です(ダイレクトゲートかホットランナーですかね?)
お礼
skikさん回答ありがとうございます。 射出成形品なんです。基本肉厚が5mmの製品です。インサートは平板部に M4のナットをインサートします。浮き上がりもあるんですか。このような貴重な情報があると助かります。 5mmの板厚のモノを設計したことがないので、5mm板厚の成形も可能か不安な部分があります。一般板厚5mmの製品は実際あるのでしょうか? 丁寧な回答ありがとうございます。 そうなんですね。逆側からの穴は了解してもらって製品の安定を選んだほうがよさそうです。ありがとうございます。 現状では強度がたりないので肉厚5mmにてリブを追加してさらに強度を増す必要があるのです。(樹脂ではないほうがいいと思っているのですが)今一度検討をしてみようと思います。ありがとうございました。 私の記述ミスでM5-->M4と途中から記述してしまいました。ごめんなさい。M5でした。