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溶接の脚長の指示について
- 溶接の脚長を指示しない場合、一般的には板厚によって脚長サイズが決まっています。
- 建築関係のJISでは脚長を指示した場合の公差が決まっていますが、該当する文献は見つかりませんでした。
- 一部の文献や資料によれば、指示しなくても各板厚である強度までの脚長は決まっているとされています。
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Q1 溶接の脚長を指示しない場合、一般的に板厚によって脚長サイズは JISなどで決まっているものなのでしょうか? A1 決まってはいません。 バブル崩壊後は特に、発注側の力が強くなり、コストにあまり影響が ない場合は、発注側の設計に問い合わせせず、板厚相当の脚長溶接する が無難な選択(板厚強度≒脚長強度である理由で)で、製作側が実施 している内容です。 製作側が電話等で確認するメリットがある場合、脚長や溶接長さ、ピッチ 等を確認する場合がありますが、手で抱えられる程度の部品なら、前述の 対応をするが一般的です。 手で抱えられる程度の部品を製作する処は、溶接記号が読めない作業者も いるので、あえて溶接記号を書かないとしている(ローカルルール) 業者もあります。
結論から言うと、板厚により溶接の脚長は決められないし決めるべきでないと 思います。良く目にする図面に「指示無きすみ肉溶接部は薄板側の70%以上」 というのを目にする。これはのど厚≒0.7tから来ているものと理解しています これらは薄板厚相当のせん断応力とは同程度になる理屈からきているかと思う しかしこれを例えばt22とかとすると16mm脚長になる訳だが実際はしないです 溶接歪が過大になるしt22と同じ応力が溶接部に生じないし、板厚→剛性かも 従って、本来まじめに設計すると各々の溶接継手部の脚長は実際の応力に合う ものを選定されることが熱歪を抑える意味からは、最も有効ではないかと思う その意味から脚長は小さくしたいが其処から壊れてはならないから実際難しい 私はよく溶接記号・脚長は作図しないで下さいと言われることもありますので どうしても必要と思われる箇所以外は初めの「・・・」を使うこともあります 最後に資料は余り見ない。0.7tや継手効率などなどを考慮して設計してみよう 圧力配管や圧力容器などでは配管板厚_tとするとフランジでは1.4t,tとかで SWでは1.25tとかは規格で規定されているので、これら規格は参考になるかも
お礼
遅くなりましたがご回答ありがとうございます! 「指示無きすみ肉溶接部は薄板側の70%以上」とのことですが、 業者に問い合わせた所、業者によっては指示のない溶接部の最大脚長サイズは2.3 3.2程度なら6mmといった回答がありました。(点溶接含む) よく社内不具合に溶接部に干渉してしまいその部分が指示のない溶接部だったため、その防止策として指示なき箇所の最大値を例えば5mmと社内規格で決め業者に依頼しようかと思っていました。(それにより何ミリ隙間をあけるか基準を設ける)ただしその根拠も特になかったこととものによっては点溶接の間隔も現状がどの程度かもわからず、強度の観点からもどのようにしていいかわかりません。 「結論から言うと、板厚により溶接の脚長は決められないし決めるべきでないと思います。」とのことから干渉の考えられる箇所は最初から溶接指示するしかないということになるのでしょうか?出来れば、もうすでに出回っている図面は追記修正する手間を省きたいです。そうなると業者の回答に合わせた基準を設ける方が賢明でしょうか?