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気化式加湿器のフィルターの性能低下を促進するための試験方法
- 気化式加湿器のフィルターの性能低下を促進するための試験方法をご教示ください。
- 試験条件を設定して、気化式加湿器のフィルターの性能低下を促進する実験を行いたいです。
- 気化式加湿器のフィルターのクリーニング頻度を設定するために、性能低下を促進する試験を行いたいと考えています。
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湿度について まず、絶対湿度は扱いが面倒なので相対湿度で話をします。 (たぶんその方が一般的だとおもいます。) 加湿機に関係してくるのは周囲の湿度。 (相対湿度100%の環境では加湿量は0ですね。) 相対湿度は、その時の温度で水蒸気が飽和している状態を 100%としているので温度にも依存します。 (温度を下げて結露する理由です。) 硬度について 硬度は定義等ありますが、平たく言うとCaとMgのイオン濃度です。 蒸発させると炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムの形で析出します。 日本は60程度の軟水、とはよく聞く話ですが、自分のところは 180~200です。(測定値) 水中の成分が水中で影響するのではなく、水を蒸発させる部分(フィルター?) 自体の機能を析出した硬度成分(炭酸カルシューム等)が阻害します。 電極や加熱版で水を加熱するのであれば電極等が覆われますし、 フェルト等の浸透圧で水を吸上げるものは柔軟性が失われ、水を吸上げなくなります。 弊社で使用の加湿器(電気加熱式)はメンテナンスをサボると 加熱シリンダー内の電極が析出したスケールで5cm程の厚みになったりします。 厚くなった後で剥がそうとしたら、電極が割れました(+_+) 自動排水中のスケールで排水管が詰まってしまったこともあります。 水温について 加湿器の構造によるところもあるでしょうが、 自分なら40℃でスタートしてみます。 加速試験の加速状態をデータで確認し、足りないようなら 温度対策をしながら温度を上げる、風量を上げる等を考慮します。 この質問は、新規に導入した加湿器のメンテナンスについてでしょうか それとも御社の製品のためのデータ取りでしょうか 弊社の場合の導入品のメンテ周期は、決まるまでの間は適当な時間間隔での状態確認(点検)でデータを取り決定しています。
フィルターと言うのは、気化器の部分でよろしいですか 定格条件として25度の室温での時間当たりの水の消費量(加湿量)を 求め、フィルターへの水の供給量を超えない範囲で風量と室温を上げるのが よいような気がします。 水温を余り上げると水面よりの蒸発が大きくなるのでフィルターに負荷をかけない加湿が増えてしまうと思います。 特定の条件、室温アップ(送風空気を加熱)と風量のアップ等を行い、 その時の時間当たりの水の消費量(加湿量)を測定すれば、何倍の促進試験になったかがわかると思います。 蛇足ですが… また、水の硬度の話ですが、自分がいるところは水道水の硬度が200弱もあり、メーカーが水道水で問題ないといわれた蒸発式加湿器が使えなくなり、工業用軟水機を入れた経験があります。水道局に問い合わせて地元の水の硬度を 調べるか、水質測定キットなどを使い水の硬度を測っておくほうがよいと思います。 硬度200で5日に一回掃除ならば、硬度40の所では同じになるのに25日かかる計算です。
お礼
早速回答いただきまして、ありがとうございます。 下記について、アドバイスお願い致します。 ?加湿能力は供給する空気の 絶対湿度・温度 どちらと相関関係がありますか。 ?水の硬度と加湿性能の低下が相関関係があるようですが、 それは水分中のどの成分が影響しているのですか。 同じ硬度でも、加湿性能に対する影響は 成分による影響はあまりないのでしょうか。 それとも特定の成分が影響するのですか。 ?水温の上限は何度くらいと考えればいいでしょうか。
使用する水は何をお考えでしょうか。 フィルターの汚れは洗浄で落ちますが、水の硬度が高い場合には CaやMgが炭酸塩として析出します。(薬缶の底の白いやつです。) これは簡単に除去できず、大風量で気化させる場合には、剥離して飛散します。清浄な空気が必要な場合には、純水や軟水を使用する必要があります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 水道水を使用します。 水道水中の不純物の影響により加湿性能が 低下する状態を出来るだけ早く確認したいので、促進試験を行います。 どんなパラメーターを定格条件に対して変更すれば、 より短時間に性能低下が確認できますか。
お礼
詳しい説明どうもありがとうございます。 説明していただいた内容を参考に、早速促進試験の基礎データーを取って 促進試験を進めたいと思います。 そのデーターをもとに、加湿器の効率よいメンテナンスを行いたいと 思います。