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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:薄膜(1μm程度)で離型性の良い表面処理を探して…)

薄膜で離型性の良い表面処理を探して

このQ&Aのポイント
  • 現在、押出でシート成形をしておりロールへの樹脂の巻きつきが問題となっています。
  • 膜厚は1μm程度で耐熱性は300度位であることが求められます。
  • ハードクロム層の上に処理したいとの要望もありますが、条件を満たす処理が見つかりません。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

適当に思いついただけですが クロムめっきを窒化すればめっき表層にCrN膜を拡散形成できるような気がします。 CrN膜は硬質で潤滑性もありますので離型性も改善できるかと。 CrNコーティングはプラ型などで離型性改善に使われる事例はありますので。 問題は窒化による変寸と肌荒れですが、ラジカル窒化やカナック処理なら その辺はクリアできそうに思います。 後は処理温度による母材の歪でしょうか。だいたい500℃くらいでの 処理が一般的ですので、高温戻し済みでしたら問題無いでしょうが、 その辺はどうでしょうか。 あとは素直に硬質クロムめっきを剥離して再処理でしょう。 膜厚1μmの条件で探すのははなかなか厳しいと思います。 今よりも硬質クロムを2~3μmほど薄くできれば、普通にTiNやCrNなどを コーティングすればよいと思います。 他にCr-F(硬質クロムにテフロンを含侵させためっき)と言うのもあるようですが 耐熱温度が300℃以上あるのか分かりません。 テフロン自身が260℃だからちょっと厳しいかも知れませんね。 窒化も既に試されていましたか。 うまくCrN皮膜が出来ていたとして、それでも厳しいとなると 一般的なのPVDコーティングでの離型性向上程度では及ばないような感じですね。 硬質クロム+テフロンの複合めっきは、各社呼び方が様々です。 ざっと検索して下記のような所がみつかりました。 http://www.sanwa-p.co.jp/product/teflon-chrome/ http://www.chiyoda-trade.co.jp/products/koukinou_mekki_tefikkusu.html http://www.oms.co.jp/service/plating-tec/post-10.html http://www.otec-kk.co.jp/surface/02.html http://www.dhk.co.jp/tech/chrom.html 無電解ニッケル+テフロンはよく知られていますが、 それの硬質クロム版と言った所だと思われます。 無電解ニッケル+テフロンの耐熱温度は260~300℃といった値を見かけますが 恐らく300℃は短時間での耐熱温度でしょう。 大雑把な言い方ですが、長時間になるとさすがに厳しいように思います。 因みにセラミック溶射は、どのような点でNGになってしまったのでしょうか。 参考までにお聞かせ頂けると嬉しいです (個人的な興味だけですので、ここで公開できる範囲で結構です) あとこんなのもありました。 http://www.nissho-ele.co.jp/press/goods/2006/0607_nti.htm MiCC膜というものだそうですが、内容がこれだけではよく分かりません。 処理の方はこちらでやっているようです。 http://www.nanofilm.co.jp/ あまりお役にたてず申し訳御座いません。

noname#230358
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございました。  窒化処理は1社のみ検討しました。離型性は向上しましたが もう一声欲しいというのが正直な感想です。  ただ、今後テフロン処理等の耐熱問題で窒化処理をもっと 調べる必要が出てくるかもしれません。  Cr-Fは初めて聞いた処理ですので、業者を探して 当ってみようと思います。  ご丁寧な回答をいただき感謝いたします。    役に立たないなんてとんでもない。非常に有益な情報を頂いたと とても感謝しております。  ご質問の溶射NGの件ですが単純に薄膜化ができなかった ことと、セラミック粒子吹き付けによりロール表面形状が 損なわれてしまったことが要因として挙げられます。  現在、お教えいただいた企業のうち2社ほどコンタクト 取っている最中です。  色々と情報をいただきありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

薄膜で離型性の良い・・・と言われると DLCコーティングは検討されたでしょうか? 昔、銅の深穴でドリルにハードクロームをかけて溝の滑りを良くしたお客様がある。 でも、今ならDLCのコーティングをお勧めする 樹脂加工でも溶着が少ないし非常に薄膜である。 参考のURLを探していたら良さそうな物がヒットしました。 CFC(F-DLC)と言うそうです。 やはり と言うか考える事は大体同じですね。 耐熱性・離型性で考えると通常はテフロン加工も有力候補となる。 多分、一番に検討された事でしょう。 しかし、膜厚が問題です。 前にテフロンコーティングで探した時に薄膜のコーティングもありました。 私の場合は強度でテフロンはあきらめましたが。 http://www.y-skt.co.jp/clearcoat.html 膜厚が解決出来るならセラミック溶射と言う手も http://www.nipponcoating.co.jp/01function/nonadhesive.html 何か良い物が見つかる事を祈ります。

参考URL:
http://www.onwardgiken.jp/html/product40.html
noname#230358
質問者

お礼

 早速のご回答ありがとうございました。 お教えいただいたDLCですが既に検討しました。  DLCは常温化では剥離性が良かったのですが、シート成形温度 では逆に剥離性が悪くなるといった結果になりました。  別のテーマの人間も検討したのですが、テープを使った 剥離試験でも評価は芳しくなかったようです。  DLC処理を扱った商社の人に聞いてみたら私と同様の事例が 他にもあるようです。  ご丁寧に回答いただきありがとうございました。  ご紹介いただいたテフロンコーティングの会社に連絡をしてみましが、 残念ながら難しいとの回答でした。私の要望はかなり技術的にハードル が高そうです。  ただ、薄膜テフロンコーティングは別件で使えそうなので、良い会社を ご紹介いただいたと感謝しております。  セラミック溶射ですが、検討してNGという結果になりました。  この度は私のために貴重なお時間をさいていただいて ありがとうございました。

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