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成形材料のガス付着による引きキズ
- 成形材料のガス付着による引きキズとは、成形品の離型時に起こるスレキズの現象のことです。
- この現象は、成形材料に含まれるガスが成形品の表面に付着し、離型時に引っかかってキズを生じるものです。
- 対処法としては、成形材料中のガスを除去するためにデガスマシンを使用したり、成形条件を調整することが望ましいです。
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ジュラコン等では良くありますが、ガスがコアピン等に付着し、固化することによって、製品にキズを付ける場合があります。又、難燃剤等が入っていると、コアピンがガス腐食をおこし、目に見えない錆が表面に付き、これが 離型キズになる場合があります。ガスの場合は、ガスベント(ランナ-部も含めて)及びガス吸引等にて、出来るだけガス分を逃がしてやることが必要です。又、成形を停止して金型温度を下げると、ガスは固化してしまいますので、止めた後の再立ち上げは、必ずO/Hが必要です。定期的なO/Hも 必要と思います。ガス腐食に対して、SUS材やメッキ対処が良いと思われます。
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製品の種類、成形材料、要求品質、そのものの現状などが分らないと単なる傷 程度なのか、非常にシビアな外観商品なのか、それがどの程度の問題なのか、 良く分かりません。 ガス発生成分の多い材料は量産しているとヤニの状態になることがありますね。 それがキャビテーの固着して離型時に引き傷になるのでしょうか。 対策は 1)原料メーカーにガス発生の少ない材料処方を検討してもらう 色々な添加剤が入っているとそれが加熱されガス発生の要因になります。 2)金型をアルコールやシンナーなどの洗浄液で定期的にメンテナンスをする 3)成形機でスクリューシリンダーの後部からガスを強制的に吸引する装置をつ ける 4)スクリューの中に材料を満杯にしない特殊なスクリュー構造のマシンを使用 する 等の方法が考えられます。 対応に適切な成形機メーカーと独自に装置を販売している会社が数社あります。
補足
回答どうもありがとうございます。 色々アドバイスありがとうございます。 バリが出ないように努力するのも大事ですが、 ガスの逃がしというのも重要なんですね。 今度は成形材料について調べてみようと思います。
補足
回答どうもありがとうございます。 目に見えないガスというのもあるんですね。 ガス逃がしというのは、やはり大事なんですね。 あまり気にしてませんでしたが、 ガス逃げがなくても問題ない型でも、 さす逃げをつけてやったほうが、型の寿命はよくなるということですね?