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成形時のガスの発生について
- 成形時にガスの発生を減らすための材料探し
- ガスの発生による外観不良の解決方法
- ガスの出にくい材料の特徴と探し方
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製品のどの部分に出ているか分かりませんが、エアーベントが適切であれば、エアーベントから外に抜く溝の本数を増やしてみればガスに対して効果が出る場合が有ります。 エアーベントが適切か検証する方法として、1520μのテープをパーティング面に張れば簡単に検証できます。但し金型構造を十分に理解して行わないと金型にダメージを与えてしまいます。 ガスに対しては検討用の駒を用意してエアーベントとランドの調整を検討したほうが条件より解決が早いと言えます。 上記内容は、材料の仕様変更が出来ない場合の対策を金型から取り組んだ経験です。 ガス抜きはバリとの戦いになる事も一言付け加えます。
ガスの発生の少ない樹脂というのは知りませんが、ガスの発生を抑える成形方法や金型について調べた事があります。 成形中に樹脂の分子構造を壊してしまう為にガスが発生します。そのため、できるだけ樹脂にやさしい金型や成形方法をする事でガスの発生は抑えられます。 成形機のスクリューによって混練されている時よりも 金型内部で発生するガスの方がはるかに多いのです。 金型でいえば、スプールブッシュの穴をできるだけ広げ、ゲート幅もできるだけ広げる。樹脂に無理な抵抗が掛からないようにする訳です。 成形では射出速度がガスの発生に一番影響が大きかったです。 成形品の善し悪しは無視し、単純にガスの発生量の多寡を調べたため、実際の成形品の寸法等については保証できません。
お礼
自分の想像とは全く違っていることにとても参考になりました。 遅くなってしまいましたがどうもありがとうございました!
樹脂そのものからの発生ガスでしょうか、それとも組成に含まれる難燃剤からのガスでしょうか? それによって、対応が変わります。
補足
ご対応ありがとうございます。 組成については知識があまり無いので正直わかりません。 実際、成形の際に発生するガスで白化等の品物の外観不良と、ガスによる金型の浸食によるシボの変化及び型抜き不良に悩まされています。
お礼
実際には金型・成形ともその道のプロにお願いしているのですが、エアーベントをできる限り設けていても悩まされています(いる様です)。 業務内容により短納期のため量産に入ってから対策を講じなければなりません。 テープを貼るというのは(自分は)初めて聞きました。ありがとうございます。