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水溶性油と不水溶性油の違いと選び方
- 水溶性油と不水溶性油は、マシニングセンターのクーラントとして使われます。
- マシンによって使用できるオイルの種類は異なる場合があります。
- ユーザーはマシンの要件や作業環境に合わせて、水溶性油または不水溶性油を選ぶことができます。
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基本的には違いは無いと考えても正解ですが。 メーカーによってはポンプの設定が違う場合はあります。 水溶性と油性では液体としての粘度が違います。 ワーク洗浄ガンなどを付けた場合 オークマなどは基本は水溶性のクーラント を使う設定で油性の場合はポンプの出力がUPされます。 水溶性クーラントを使う機械では摺動面の潤滑油の分離回収がしっかりして いる機械であればワークに付着した油分以外の混入を防ぐ事ができ 結果としてクーラントの腐敗の危険性は下がります。 しかし、機械の選定基準をクーラントの腐敗に重点を置くことも難しく 機械の加工能力で選定する事が重要で、対策としてオイルスキマーなどの 設置が必要になります。 機械のカバーは全閉式が主流になりつつありますが カバー内で熱がこもり機械精度に影響が出る場合もあります この場合ミストコレクターの設置が有効です。
長時間無人運転する場合、 不水溶性切削液を使うには、自動消火装置の取り付けが必要になります. 義務ではありませんが、万が一の事を考えると必須と言えます. 不水溶性切削液は、所詮は油ですので温度が上がれば 天ぷら油と同じできちんと燃えて下さります. 加工を開始して、翌朝出勤してみたら工場が灰になっていた、 なんて事になっては全く洒落になりません. 自動消火器を取り付けるには、 おそらく密封型のスプラッシュガードが必要になります. 言い換えれば、無人運転を前提とした自動消火装置が未搭載の機械では 不水溶性切削液の使用は、不可にほぼ等しいという事です. 主に、金型加工や自動給材装置付きの場合ですね. マシニングセンターでは水溶性が使えないという話は全く耳にしません. ただ、タップやリーマを多用する加工では 不水溶性の方が明らかに有利にはなると思います. また、水溶性切削液は、非稼働時間が長い機械では、 加工を始めるために液を真新しく入れ替えても、 次に使う時にはすっかり腐敗している様な事にもなります. なお、機械の持ちを考えた場合、 不水溶性を使った方が若干耐用年数が延びるという話を耳にします.
補足
ありがとうございます。 最近の機械はほとんど自動消化機能がついているのでしょうか? ない場合その取り付けにはいくらくらいかかるのでしょうか? また水溶性油が腐敗とのことですが、 大体何日くらいで腐敗するのでしょうか? タンクの中の油すべてが腐敗するのですか>? そうなると油のいれなおしでしょうか? その自動消化装置ですが、どのような仕組みなのでしょうか? 消化液などがでてくるならその液が機械にかかりまずいですよね? どのようなもので消すようになっているのでしょうか?
どちらでも良いと思います 自動盤では水溶性付加というものがありますが マシニングセンタでは聞いたことがありません どちらでも使える設備で水溶性か不水溶性かの選択はユーザーに任せられます 自動運転をする場合 火災の危険性から水溶性が良いと思います 中部地区ではかなりの割合でこの判断がされます ただ 不水溶性でないと加工性で不利な場合がありますので油性にする場合があります 段取りが多くオールマイティーに使う場合は不水溶性の方が良いと思います 何を加工するかを油剤メーカーに聞いて判断されてはいかがでしょうか
補足
ありがとうございます。 自動運転というのはパレットチェンジャーなどを使って 無人連続運転することで、 CADCAMを使い一品ずつ長いプログラムを加工するのというのは 自動運転には入らないでしょうか?
ユーザー次第でどちらも使えます。 昔、両方を使いたいのでタンクを社内製作しようかと話だけで終わったことがあります。切換え時の機械掃除がやっかいです。 実行してる所は皆無ではないと思います。
補足
ありがとうございます。 腐敗しにくい 水溶性はあるのでしょうか?