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ワーリング加工について教えてください
- ワーリングはねじ切りの方法の一つで、NC旋盤で行うことができます。
- ワーリングは難作材の加工に適しており、航空機部品などに使用されます。
- 刃具選定や切り込み量など、うまくねじ切りを行うためのコツがあります。
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ワーリングは医療用ねじでよく使われている様ですが、 簡単に言うとスレッドミリング(フライスによるねじ造成)の親戚みたいな加工法です. リングの内側に刃を植えて、このリング状の工具を 回転させながら軸方向に送り、被削材の低速回転と合わせてねじを形成します. 工具回転を伴うため複合旋盤で行われますが、 「ワーリングヘッド」という特殊なアタッチメントも必要になります. NTKのアメリカ向けウェブサイトに ワーリング工具のパンフレットがありましたので、 どんな加工であるかはそれも参考にして下さい. →http://www.ntkcuttingtools.com/catalog/pdf/NTK_Thread_Whirling_brochure.pdf ワーリング加工の様子を撮影したビデオも見付かりました. →http://video.google.com/videoplay?docid=-5341959001165897858 ヘッドに隠れて切削箇所は見えませんが. これはツガミの「BU38」という、クシ刃+タレットのスイス式複合旋盤で行っている様です. このBU38はスイス式としてはかなり大型の機械です.
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はじめまして。 ワーリングとは少し違いますが、カム式の自動盤でタップを立てるときに 同じような方法を使います。 正回転してるワークに正回転しているタップを入れるのですが、この時 ワークはタップより高速で回転しています。 ワークの回転ががタップの回転より速いのでタップはちゃんと食い付きます。 そして抜くときですが、カム式の自動盤(常に回転方向が一定)なので、 NC旋盤のようにワークを逆回転させて抜くことは出来ません。 さて、どうするのでしょうか? 答えは、タップが指定の深さまで進むとリミットスイッチが働いて、ワークの 回転よりも高速で回り始めます。 それと同時にタップが後退を始めるので抜ける仕組みなのです。 お互いに同じ方向へ回っているのに入ったり抜けたりするのか? と思うかも知れませんが、 回転数に差を設けることで、回転の遅い側が止まってるのと同じ効果になって しっかり加工出来るんです。 面白いですね。
お礼
回答ありがとうございました。 是非参考にさせていただきます。
お礼
アキオ様こんにちは。 動画つきでものすごく分かりやすい説明ありがとうございました。 今後のねじ切り加工の際の選択肢として参考にさせていただきます。 今後ともよろしくお願いします。