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ボルトの材質はSUS304かSUSXM7か?
- 六角ボルトやキャップボルトのSUSはSUS304と思われていましたが、実際にはSUSXM7が使われています。
- ボルトは転造前にヘッダー加工されますが、このヘッダー加工にはSUSXM7が使用されます。
- SUSXM7はSUS304と同じ強度と耐食性を持っています。
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六角ボルトもキャップボルトも、共に切削にての製作品もありますから、その場合は304が通常です。XM7は304に銅を添付しヘッダー加工しやすいようにしたものですので、切削には向きません。逆に304ですとヘッダー加工し辛くはなりますが、まるで不可というわけではないことから、304製品も混在はしている可能性もあります。 なお「304相当品」等と表記されているのは304のようです。(XM7がマイナーな鋼種のためでしょうか。。) すみません なお「304相当品」等と表記されているのは304・・・ は 「XM7」のようす。の間違いでした。
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採用する素材材質に“正しい”も何もないでしょう. 最終的には、機械的性質などの要件を満たせば良い訳で、 材料調達から加工までトータルで、 304の方が安上がりという判断であれば304を採用するでしょうし、 XM7の方が安上がりだというならXM7を採用するでしょう. また、XM7は、そのイレギュラーな名前から察するに、 最初からJISに採用されていた訳ではないと思います. このXM7は18-8もしくは18-9系のステンレス鋼で (銅が添加されている事から18-8-Cuとか18-9-Cuなどと呼ばれます.) 成分規定からしても304の変種であり、 同等材はAISIでは「304Cu」となっています. 工業系の書籍には執筆が極端に古いものも依然として流通しており、 例えば仮にXM7がJISに採用される前に書かれた文献であれば、 XM7相当材を「304」として書いている事も有り得るハズです.
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ありがとうございました。
通常の鋼材ボルトは、焼き入れ等の熱処理で硬度を上げ、引張強さを 増し高張力ボルトを使用します。 以下に、硬度換算表にURLを記載しますので、硬度と引張強さの比例 関係を確認して下さい。 http://www.khkgears.co.jp/gear_technology/gear_reference/img/KHK_title_text_486.gif さて、SUS系は耐食性を重視するので、熱処理で硬度を上げると粒界腐食 等の問題が生じます。因って、加工硬化によって、A2-50やA2-70、A4-70や A4-80の強度区分ボルトを製作します。 これは、切削より鍛造や転造で作られ、その加工工程等でも硬化させます。 因って、鍛造や転造等の冷間加工に優れ、SUS304と同等の機械的性質及び 耐食性を有するSUSXM7がSUS304に代わってボルト材質によく使用されます。 以下が、SUSXM7のURLです。 http://www.daido.co.jp/products/stainless/dsk-u.html 又、以下には、ボルト強度区分のURLを記載します。 http://www.alpsseiko.co.jp/data/bolt%20no%20tukaikata%20p1-3.pdf そして、実際のボルトカタログ使用例のURLの記載します。 http://www.nssy.co.jp/nisseicatalog/product_stb.htm http://www.e-nedzi.com/product/product_06.html http://www.e-nedzi.com/product/product_05.html
お礼
ありがとうございました。
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