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ステンレス鋼の加工誘起マルテンサイトについて
- ステンレス鋼SUS304を溶体化処理した後に、旋盤などの工作機械で加工する際にもマルテンサイトが発生する可能性があります。
- 加工誘起マルテンサイトにはαマルテンサイトとεマルテンサイトの2つがあります。
- αマルテンサイトは体心立方が面心立方に相変態するために発生し、εマルテンサイトは他のメカニズムによって発生します。
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学生のときの記憶なので、細部が抜けておりますがご容赦ください。 もし間違いがありましたらご指摘ください。 kinko-zさんのご回答で正しいと思います。 一部補足をさせていただきますと、 1.旋盤加工でマルテンサイト変態します。 実験に使う試料を加工すると、磁石がバッチリつくように なりました。削る、切る加工は、割と歪が大きいので変態 しやすいようです。 このときは加工後に再度熱処理しました。 2.昔読んだ論文には(タイトルなど全て忘れてしまいました。英語です) 面心立方のγ相が1回双晶変形してε相になり、これがさらに双晶変形して α相になるとありました。室温での変形では明確なε相は確認できず、 低温(液体窒素温度?)でγ→ε→αの変態が確認できた、という内容 だったと思います。面心立方を1回双晶変形させただけでは、体心立方に はならず、稠密六方になるようです。 双晶の詳しい話は、「材料強度の考え方」 (出版社:忘れました 著者:木村宏) に載っていたと記憶しています。 3.上に書いた通りです。εはαの「種」のようなもので、メカニズムは同じ だったと思います。 ”忘れた”ばっかりですいません。 G. B.Olson and M. Cohen, J. Less-Common Metals, 28(1972)107 に載っていたかもしれません。OlsonとCohenで検索すればいろいろ出てくると思います。
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1、発生する 2、εマルテンサイト相はFe-Mn2元合金と同じ稠蜜六方構造 3、同時に発生するとの報告もあるが、γ→ε→α´の過程で生成され、α´相生成の核として作用し、最終的にはα´相に変態するとされている 2~3の記述は、ステンレス鋼便覧(S54年7版、長谷川正義監修、日刊工業新聞社刊)から抜粋しました
お礼
早速の回答ありがとうございます。 ステンレス鋼便覧に記述されているのですね。探して見たいと思います。 1.はどのぐらいの発生量かが気になるところです。
お礼
回答ありがとうございます。 論文に記述があるのですね。マルテンサイトの論文は沢山ありすぎて、必要としている物に中々巡りあえずに困っていました。なんとか探し当てて読んでみたいです。 追記までして頂きありがとうございます。探して見ます。 また、お礼が遅くなってしまいまして、真に申し訳ありません。