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メートル台形ネジと30°台形ネジの違い
- メートル台形ネジと30°台形ネジの違いは何ですか?
- 今回作ろうとしているのは外形62 ピッチ10mm 2条のネジです。古い図面にTM62xP10と記載があり今回同じものを製作しなければいけません。JISを見たのですが30°台形ネジと言う項目が無いためどこが違うかいまいちわかりません。
- 教えてください。
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ちょっと見かねて、古い資料を引っ張り出してみました。 (何故か旧JIS規格B0221の基本山形の図が、手許に・・・) (当時は、30°台形ネジのTMネジしか書いてない!) 図の関係式を記しておきます。(pは、ピッチです。) h=1.866p c=025p h1=2c+a h2=2c+a-b H=2c+2a-b d1=d-2h1 d2=d-2c D=d+2a D1=d1+2b D2=d2 hは、頂角30°の三角形の高さ (これが半分になるところの径が、基準径) aは、雄ネジ山先から雌ネジ谷底までの隙間 bは、雄ネジ谷底から雌ネジ山先までの隙間 cは、基準径から雄ネジの山先までの高さ h1は、雄ネジ谷底から山先までの全高さ h2は、雌ネジの山先から雄ネジの山先までの高さ(噛み合い高さ) Hは、雌ネジの山先から谷底までの全高さ d1は、雄ネジの谷底径 d2は、基準径(=D2) Dは、雌ネジの谷底径 D1は、雌ネジの山先径 a,bを、加工し易い様に適切に定めて計算すれば、良いかと思います。 更に、2条ネジとの事ですので、念のためCADで作図して 寸法を当たってみて下さい。 で、肝心の質問項目、図面指示ですが、 当時の規格を添付した上で、TM62とするしかなさそうですね。
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TM表記は旧JISのB0221(1963年)ですが、現在は有りません。 1980年にISO2901を取り入れ、従来日本だけで使用されていた 30度台形ネジは付属書として制定されましたが、1987年の改正で この付属書も廃止されています。つまりJISには全く載っていません。 厳密に言うと基本山形も異なるため、TMをTrに読み替えるだけではダメ ということになります。同様に29度の方も近いうちに廃止されるようです。 古い図面が回ってくるので、JISは最新版だけを揃えていても 役に立たない場面に多々遭遇しますね。 弊社でも繊維関係など、戦後間もない頃の図面がそのままで、 特殊なネジ仕様を「相手を変えることができない」という理由で 押し付けられて困ることが多いです。 書き忘れましたが現在のJISではB0216のメートル台形ねじです。
30°台形ネジは旧JIS規格です(JISには付属書として載っています。) 現在はメートル台形ネジに切り替わっていると思います。
お答えします。台形ネジには大きく分けて二種類あります。メートル30度、インチ29度です。今回、あなたが加工するのは30度台形ネジJIS B 0221です。 外径62 谷の径51.5 ピッチ20で1条目を切り、長手方向に10ミリずらし2条目 を切ります。メネジの内径53 谷の径62.5なので、先程説明した通りに加工すれば大丈夫ですよ! 頑張って下さい!
補足
質問の仕方が悪くてすみません。 私は設計会社に勤務しているもので、このネジの記載が古い図面でTM62xP10***となっているものが現在のJIS規格ではTrと表記しないといけないのかどうかが知りたいです。 実際、弊社にあるJISのネジを見てもTM62***というのは無いので違いがわかりません。 マイクタイソンさんの回答から行くとTM**はTrと同じという認識でいいのですか?
お礼
ありがとうございます 商社を返しても調べていたのですが弊社付近のネジ加工業者ではTM(旧JIS)のほうが標準との事です。