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メートル並目ネジと細目ネジの使い分け方法は何を基準にしたらよろしいでしょうか?
- メートル並目ネジと細目ネジの使い分け方法は何を基準にしたらよろしいでしょうか?
- シリンダの先端等は細目ですが、力の加わるところは細目ネジを用いるといった使い分けが良いのでしょうか?
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ちょっと、昔のカメラを想像してください それに使われていたレンズですが 全面から背面に至るまでねじが機構要素として 使われています、並目も細目もありません ほとんど、特殊ねじです 全面:フィルター取り付けねじ(レンズ固定も兼ねる) 焦点合わせ:ヘリコイドねじ 各部部品固定:総て特殊ねじ 本体取り付け:特殊ねじ また、調整用ねじでは1回転で進む距離が分かり易いピッチを採用します (マイクロメータ) ただ特殊ねじを採用するとメンテナンスに掛かるロスが多くなります タップダイスで直ぐに対応は出来ませんから 機械構成が成り立ちかつ経済性と加工性と保守性のバランスが成立する 事を考慮するのでしょうが、現実私は余り深く考えずに設計してます 原則的には skytec さんの意見に同調します 参考になれば @@@@@
「基本的には力の加わるところは並目を使用します」;異議あり 「力の加わるところは細目ネジを用いる」;まぁー賛成 1.軸方向の引張り荷重を考えると 許容応力σa(N/mm2)=軸方向荷重 F(N)/有効断面積(mm2)から 同じ荷重条件で同材質ならば、ネジの有効径が強度に大きく影響する つまり細目の方が、同じネジサイズなら有効径が大きく出来るから 細目の方がより大きな軸力を受け持つことが出来る 2.せん断力に対する荷重を考えると せん断応力τ(N/mm2)=F/πd/L(d:ネジ径,L:ネジ噛合い長さ)から 同様に同条件でLも同じならばネジ径のみが強度に作用されるはず したがって、これに関しても、細目の方が並目より強い 上記1.2の条件なら細目の強度が大きくなるから、仰せの通りです しかしコストや加工容易さを考え、並で行けるならそれにしよう 参考URLなどを目安にし、荷重により使い分けるのがベストでしょう
こんにちわ、基本的には力の加わるところは並目を使用します。 並目と細目の使い分けは前者の回答に加え振動する部分も考慮の対象となります。 振動のある部分は細目を使用します。 (ねじサイズによっては細目が何種類もあります) 参考:自動車に使われているねじでエンジンやタイヤ、ミッション周辺は9割ほど細目です。(自動車は振動の塊ですから)
機械装置の調整に使用するネジは、細目を使うと便利な場合があります。 押しネジでじわりと相手を動かしたい場合などですね。 (強度上、太さとして50ミリくらい必要なネジで、推力については必要ないのでピッチ1ミリの調整ネジを作ったこともありますよ) シリンダの先端については、前述の調整部分的な役割も大きいので細目にしてるんじゃないでしょうか?
原則は並目ネジです 並目ネジで機能を達成できないときは細目ねじです 達成できない例 1、板厚に制約があり、並目ネジでは荷重を受け止められないとき 例:板金部品にネジを作り締め付けを行うときには、バーリングをおこなって、板厚をかせぎますが、それでも不足する場合 2、ロット径に制約があり、並目ネジでは荷重を受け止められないとき 例:ベアリング軸にかかる荷重は細目ネジでないと受け止められません、ベアリングナットは細目ネジです
必要なネジ山が確保できるのであれば、通常並み目を用います。 最低限必要なネジ山は、ナットの山数を参考にします。 その山数が確保出来ないぐらい薄い板にネジを切りたい場合、よりピッチの狭い細目に変更します。 またビンのふたなどは、外径が大きくかつ、ふたの長さは短くしなければいけないので、やはり細目になります。 あとは振動に対する緩みに対策で、細目に変更する場合もあります。