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アルミの洗浄方法と注意点
- アルミの洗浄方法について知りたいです。アルカリ性洗浄剤は避けるべき?
- 洗浄後のアルミを拭くと黒くシミになる理由について教えてください。
- アルミの洗浄時に注意すべきポイントは何ですか?
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試験的にアルカリ洗浄剤ですが、アルミ・銅には腐食性が無い物があるそうです。一度試されてはいかがでしょうか?
- 参考URL:
- http://hokkaiseiki.com
試作・治工具・金型をやっています。 車両・航空関係の試作ではアルミとその合金は鋳造のシルミンから鍛造のA7075まで、マグネシウム合金も幅広く手がけています。 たしかに、アルカリ性の洗浄剤はアルミやその合金をを腐食することがあり、純アルミなどは強アルカリの水酸化ナトリウム溶液中では簡単に溶けてしまいます。 油落しなどの必要上、どうしても洗浄剤にアルカリ性を使いたい、ということでなければ、避けたほうが賢明でしょう。 しかし、弱アルカリ性の洗浄剤で短時間の洗浄、その後良く水洗いするなどして洗浄剤を完全に除去できれば、さほど問題は無いはずです。 B坊は、有機溶剤の規制が厳しくなってからは、台所用の中性洗剤を水でごく薄めて風呂桶のような大きなプラスチックのコンテナに入れ、そこで、ざぶざぶ洗ってしまいます。費用も大してかからず、切削剤も切り粉もよく落ちます。 その後、温水器のぬるま湯を掛け流しにして洗剤を落とし、エアーで水を十分に吹き飛ばし、さらに拭きあげて終わりにするか、材質(シルミンなど)によっては水置換性の防錆油を薄くスプレー塗布します。鋳鉄のライナーをアルミ合金の中に鋳込んだ鋳造品などでは防錆油は絶対に欠かせません。 洗浄剤はいろいろ試しましたが、今では水(ぬるま湯)が一番と思っています。とにかく安く、安全で、廃液処理も簡単。その割には、どころか、ほかの何よりもと言いたいくらい良く洗え、乾燥エアーでよく吹き飛ばせば、変な跡も残らずとてもきれいで、おすすめします。 また、エタノールとワイパークロス(旭化成のベンコット、高くありませんか?)で拭くと黒くシミになる、といのは、製品に黒いシミができるのではなく、ワイパークロスのほうに黒いシミがつく、ということではありませんか? シミは拭いている手指の形ではありませんか? シミはだんだんうすくはなりませんか? だとしたら、それは製品の表面に汚れが残っているのと、拭くことでごくわずかに表面がすり減らされてそれが付着しているのと、両方混じったような状態です。 切削加工された金属の表面は、顕微鏡的に見れば想像以上にギザギザですから、谷には思う以上に微細な加工残渣が詰まっていますし、アルミなどの軟質金属ではワイパークロスで拭いただけでもギザギザの頂点が磨耗して、いつまでもと言いたいくらい長い間ワイパークロスを汚します。洗浄後の拭き上げはツヤ出しや磨きではないのですから、適当なところでやめておく、ということになるかと思います。
アルミに対して超音波洗浄を行っています 洗剤(アルカリ・中性)や電解水等を利用していますが、指摘の問題が発生したことはありません 洗浄・リンス・乾燥のシステムとして見直されたら良いのではないかと思います
お礼
回答ありがとうございました。 お礼が遅れ申し訳有りません。 参考に致します。
お礼
回答ありがとうございました。 お礼が遅れ申し訳有りません。 非常に詳しくご教示いただき誠にありがとうございました。 大変勉強になりました。 クロスについては、ご指摘のとおり、クロスに手指形のシミがつきます。 作業者によってはゴシゴシ擦っていたこともありました・・・ 適当なところでやめておく、ということにしたいと思います。 重ね重ねありがとうございました。