- 締切済み
ブリッジダイオードを使用したDC電源作成方法
- ブリッジダイオードを使用して単相AC100VからDC100Vを作成する方法について解説します。
- ダイオードブリッジを使用することで、AC電圧特有の波を平滑化して安定したDC電圧を得ることができます。
- コンデンサと抵抗の使い分けについても詳しく説明します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
テスト用であれば、容量は計算値で問題ありませんが、常時使用する装置でしたら、トランスは1.2倍以上の容量(10個並列の場合300W以上)、コンデンサーの耐電圧は2倍以上(300V)の物を使用する必要があります。
毎度JOです。 単相AC100Vをブリッジダイオードにより整流すると、DC100Vが生成できますこの状態を「脈流」と言います、DCではあるのですが0V~140Vまで変化する波形で平均電圧が100Vになります。 このままでもDC100V電磁弁コイルに入力可能ですが、脈流であるため電磁弁コイルから「唸り」や「振動」が発生するかもしれません。 一方この整流回路にコンデンサを接続すると(0V~140Vまで変化する電圧)が平滑されて、無負荷で電圧140V程度になりますので、このままではDC100V電磁弁コイルに入力する事はできません。 そこで何らかの方法でDC100V電磁弁コイルに入力する電圧を100Vにせねばなりません。 方法1)DC140Vから抵抗で分圧してコイルに入力する事も出来ます コイルと直列に160Ω、耐電力10W以上の抵抗器を挿入する事で実現できます、この場合動作中は常に10Wの「無駄」な電力を消費する事になります。 方法2)ブリッジダイオードに入力する電圧を71V程度までトランスなどで低下させれば、コンデンサによる平滑によって100V程度が発生できますので直接コイルへ入力できます。 この場合コイルが1個であれば、トランス容量は25W以上必要です、10個のコイルを同時運転するなら250W以上必要になります。 上記の回路に挿入するコンデンサは、コイル1個の場合100μF、耐圧150V以上の物が必要です、10個のコイルを同時に接続するなら1000μF程度は必要ですね。 この100μFと言う値は、コンデンサによる平滑で10%のリップルを許容した場合の値です。