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外形線と寸法補助線の関係とは?
- 機械設計やCADで図面を描く際に、外形線と寸法補助線は接して描くべきか離して描くべきかについての議論があります。
- JISの規定では、寸法補助線と図形との間をわずかに離してもよいとされていますが、社内規定に準じるのが一般的です。
- 一括で寸法補助線と外形線を付ける操作の方法はまだ見つかっておらず、一箇所ごとに伸縮や延長コマンドで付ける方法が一般的です。
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基本的に「どちらでもよい」というのが結論のようですね。 JIS B0001「機械製図」に下記記述があります。(抜粋) ************************************************************* 11.2 寸法補助線 b)寸法補助線は、指示する寸法の端に当たる図形上の点又は 線の中心を通り寸法線に直角に引き、寸法線をわずかに 越えるまで延長する。 ただし、寸法補助線と図形との間をわずかに離しても よい。 ************************************************************* 注1) JIS B3402「CAD機械製図」には明確な規定はありません。 注2)線種については、外形線は太い実線、寸法線と寸法補助線 は細い実線、細線と太線の太さの比率は1:2と規定され ています。(JIS B0001、B3402とも) 現行JISの機械製図では、寸法記入例がすべて「寸法補助線は 外形線にくっつけて線を引いたもの」で示されていますので、勘違 いしやすいのかも知れません。 最近ではCADの普及もあり、CADソフトやプロッタ・ページ プリンタ・インクジェットプリンタ等の影響により線の太さの取り 扱いが曖昧になってきているようです。 例えば、同じ線の太さでもページプリンタでは線は細く、インクジ ェットプリンタでは太く印刷されたりしますし、太線と細線の区別 がつきにくくなったりします。また、#4さんがご指摘のように 線種による線幅指定ができるCADかどうかでも事情は異なると 思われます。 外形線、寸法線・寸法補助線など全てが同じ太さの線で描かれた 図面は非常に見にくいものです。寸法補助線が外形線と区別できな くて読み誤る可能性があれば、寸法補助線を外形線から離して作図 した方がいい場合もあるでしょう。 要はケースバイケースで、読み手に判断させたり、読み誤らせな いための正確な情報伝達=図面化を念頭に置き、最低限、作図環境 が同じ部署や企業全体で意思統一を図ることが混乱防止のために 必要かと思います。 参考) 参考URLの「データベース検索」-「JIS検索」でJISを閲覧できます。 手描き全盛の頃、「線の太さ」は作図者の明確な意思を伴っていました。 昔の太線(外形線)は鉛筆の芯を平たく削って幅広く使って描きました。 シャープペンが登場すると、太線は2Bとかの軟らかい芯を紙面に垂直 に立てて芯幅全体を使い、細線(寸法補助線など)はHBなどの硬めの 芯でシャープペンシルを斜めに傾けながら手のひらで廻して(尖った 先端で)細く描いていました。 ですから、寸法補助線と外形線はハッキリとしたメリハリがあり、見誤る ことは決してありませんでした。 ですが、現在のCAD環境では線の太さが曖昧で外形線と寸法補助線 の区別がつかなくなっている図面が多くなっているのも事実です。 外形線と寸法線・寸法補助線を区別して作図するという製図の基本を忘 れさせてしまったのはCADの弊害の一つでしょう。 CADはあくまで「設計支援の道具」です。 製図者の意図を正確に伝える為にも、線の太さをコントロールできる場合 はJIS製図に従い、線の太さをコントロールできない場合は、作図の 仕方(部分詳細図やハッチング断面図等を利用して)を変えたり、外形線 と寸法補助線を離すなどの明確な意思表示をすべきだと思います。
図面屋ですが、私の場合離して書いています。 皆さんご指摘の通り線幅が明確に違うのならあえて離す必要は無いと思います。 ただ図面をFAXしたりコピーのコピーを製作図として使用する外注さんが多く、そんな図面は線幅の区別が困難です。 結果問い合わせの電話が来たり、逆にそんな図面に問い合わせをすることも多く時間的ロスが発生し、最悪意図したものと違うものが出来上がってきます (図面の拡散防止を意図してわざと見難く書いている方もいるかもしれません) しかし例外もあって、寸法を指示したい場所の形状がごちゃごちゃしているとき等はどこから線を引っ張っているか分からないとか、薄物の図面を書いていると内・外寸の区別が付かないときもあります。 そんなときは、注記を入れたり詳細図を追加すればよいのですが。 このような理由から携わっている業種にも影響する内容だとも考えます。 もう一度ご指摘を受けたベテランの方から詳しく理由をお聞き願えませんでしょうか? そして我々に教えていただけると非常に勉強になってよいのですが・・・
#2さんのご指摘が的を得ています。昔の手書き、そしてMicroCADAMの ように線種に応じて線幅が規定できる2DCADと利用してくると離して 寸法を入れるスタイルには手抜きの感じがしますね。 しかし、AutoCADのように線幅関係なしのような図面(ANSIに 代表される規格)では離して作成がセオリーになります。好みの問題 というよりはJISで線種が外形線は太い実線、中心線は細い実線と 規定されているならば、寸法補助線と外形線の間隔は離さないで記す べきと思います。 どちらが良いとは一概にいえません。当方は両方MicroCADAM系は離さ ないで、AutoCAD系は1.5mmほど離して記しています。CADで設定 変更可能なのが多いですから神経も使いません。
こんにちは、 同業者です。寸法補助線と外形線を離すかくっつけるかは私のみた範囲でJISに規定は無いように思えます。(調べ方が足りないのかもしれませんが、) 私の個人的な意見として、くっつけるのはナンセンス!!煩雑な図面等はくっつけると非常に見づらいし、最近はCADの普及で現場が縮小版で要求してくることが多く、縮小した場合さらに見づらくなります。 私に言わせるとくっつけるのが常識という方が非常識でセンスが無いと思います。 JISで規定されようがどうなろうが、図面は見やすいのが一番です。 それと、私がくっつけるのが常識と言われた場合は、その技術者は現場経験のない浅い知識しか持ち合わせていない未熟な技術者と判断します。
私は加工屋ですが、よく見ると両方の図面がありますね。 外形線と寸法補助線の太さがはっきり違う場合は、くっついていても見難いことはありません。 その差が少ない場合は離れているほうが見やすいようです。
なるほど、あまり気にしてませんでした。 私は、寸法線と外形線が離れてると気持ちが悪い感じがします。 これも自分の主観ですが。 私の働いてきた会社では、離そうがくっつけようが、特になにも言われませんでした。
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