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シルク印刷の印刷厚さについて
- シルク印刷における印刷厚さの問題について検討します。
- 厚さ75μのシルク乳剤23μを使用して印刷を行いましたが、実際の印刷物の厚さは20μ程度にしかなりませんでした。
- シルクの厚さと印刷物の厚さにはどのような関係があるのか、文献などを参考に調査してまとめます。
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シルク印刷では、スキージがインキを掻き取りながら、インキを基材へと押し出していきます。このためインキ転移量は、一般的に紗厚+乳剤厚=総厚の1/3~1/2と云われています。勿論インキ、ペーストのレオロジー的物性によって、これは変化します。 取り合えず現状で印刷厚を多くするのであれば、次の方法が考えられます。 1.印刷スピードを落とす 2.スキージをもう少し柔らかくして、アタック角度を落とす(スキージを寝かせる) 3.スキージの押し込みを小さくする ただし、以上どの場合もニジミの危険性を考慮する必要があります。 どんなインキ、ペーストか分かりませんが、250メッシュで20μm出れば上出来だと思います。思い切って150~180メッシュ位にしたらどうでしょう? やはり厚手のメッシュを使う方が良さそうですね。スクリーン印刷関連の成書は数少ないのですが、?印刷紙業社(TEL03-3265-9084)は、スクリーン印刷専門に多くの本を出版しています。
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シルクの線径は75μですがオープニングの大きさにより仕上りの膜厚は変わってきます。オープニングを大きく(#100等)設定し印刷されてはどうでしょうか?また、インキですが液体の状態では有機溶剤分が含有していますが乾燥後は有機溶剤分は揮発してしまい固形分(固形残分)のみが残る状態となる為、印刷直後の膜厚と乾燥後の膜厚とでは変わってきます。印刷直後の膜厚を調査してはどうでしょうか?狙った膜厚が確保されているかどうか。
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アドバイスありがとうございました。今は250メッシュでやっていますので大きくしてみます。ただシルク変更はお金がかかるのですぐには出来ないですが・・・。すみません。 インクですが印刷直後に光学顕微鏡までダッシュして測定しました。 乾燥後は80%ぐらいの厚さでした。 また、残ったインク以外はどこに行ってしまったんでしょう? お時間のあるときでかまいませんので、アドバイスお願い致します。
お礼
アドバイスありがとうございます。 インクの粘度は270dPa・sです。 1はすぐやってみます。2は緑のスキージ9mm幅を使っており硬度が65から70度です。やわらかい方なので、アタック角を変えてみます。今はシルクに対して60度なのでもっと寝かせて見ます。 3はやってみたのですが印刷むらが出てしまいました。 メッシュ変更に関しては上司に相談してみます。 その他ありましたらよろしくお願い致します。 遅くなりましたが1も2もやってみましたがあまり変わりませんでした。 やはり20μmが限界だと思われます。 メッシュを変更する方向で調整しております。 結果が出ましたら報告したいと思います。 ありがとうございました。 120メッシュ乳剤厚30μmのシルクを購入しました。 試したところ約倍の40μmの厚さが出ました。 シルクには透過体積と言うものがあるみたいです。シルクのカタログを見せてもらったら書いてありました。しかしそれも計算値でもっと少なくなるようです。 いろいろとありがとうございました。