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3価クロメート処理の表面硬さとは?
- 3価クロメート処理を施した部品のスパナ掛け部にスパナを掛けて締め付け作業を行ったところ、3価クロメート皮膜が剥がれる現象が発生しました。
- 3価クロメート皮膜は6価に比べて薄く、柔らかいと言われているが、本当かどうか疑問がある。
- 皮膜を6価クロメートと同じぐらいに硬くする方法はあるのか?
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すみませんが回答でなく 回答(2)にお答えになった専門家さんの回答の中にあるコロメートの厚さを書かれた文献の名称(出所)を教えて欲しいのです 便乗ですみませんが御願いします
この回答は、部品やボルトを対象にしていますので、鋼板は対象でないことを先の断っておきます。 まず厚さについてです。一般的に従来の六価クロメートは、光沢(ユニクロ、青色)クロメート:50~150nm、有色(黄色)クロメート:300~500nmと文献にあります。これに対し、三価クロム被膜は薬剤により、80nm前後のものと200~300nmのものと300~500nmのものがあります。質問がどの被膜についてか分かりませんが、これを見る限り、三価が薄いというのは正しくありません。 次に柔らかいとされる点ですが、薬剤メーカーは従来のクロメートは、ゲル状物の固まりで水分を多量に含んでいるのに比べ、三価クロム被膜は水分が少ないと説明しています。普通に考えて、水分を多量に含むゲル状物質の固まりである従来のクロメートの方が柔らかいと思います。 ただし、鋼板は被膜のマトリックスに有機物を使用しているそうですから、柔らかい可能性は有ります。 以上から考えると、質問の問題は、三価クロムの被膜自体の問題ではなく、下地めっきが剥がれているのではないでしょうか?或いはそのような下地めっきとの密着性の問題ではないでしょうか?
- 参考URL:
- http://dipsol-jp.com/
ご質問に対する回答ではありませんが・・・。 >一般的に3価クロメート皮膜は6価に比べて薄く、柔らかいと言われてい >るようですが、本当でしょうか? 業務の関係で、下記の条件でメッキした鋼板の膜厚測定を実施しましたので、その結果を記載します。 <メッキ指示条件> Ep-Fe/Zn 5/CM 2(3価または6価) <膜厚測定結果> 3価:平均7.3μm 6価:平均5.5μm 一般的に3価の方が薄くなるとは聞いたことがありません。 (単に私の勉強不足なだけかもしれませんが) 今回の測定結果を見る限り3価の方が膜厚は厚かったです。 膜厚は指示条件により異なるのではないでしょうか? 私も6価→3価への変更でいろいろ悩んでいます。 貴方の質問に対し、有識者の方からいい回答がでることを期待します。 失礼しました。 おっしゃる通り「亜鉛メッキ+クロメート被膜」の膜厚になります。 ただ3価、6価ともおなじ業者で同じ条件で実施したため、亜鉛メッキ 厚さ自体はかわらないかなと思いました。
お礼
ご回答ありがとうございます。ご回答の膜厚は、亜鉛めっきの膜厚ではないでしょうか?
お礼
ご回答ありがとうございます。対象としている皮膜は黒色です。 厚さについては6価と3価で差はないと考えて良いのですね。 柔らかさについてですが、皮膜に含まれる水分含有率が違うという回答、大変参考になります。 ただ、その後の「鋼板は被膜のマトリックスに有機物を使用しているそうですから、柔らかい可能性は有ります。」とは、どのような意味なのでしょうか?素人なので理解ができません。教えて下さい。