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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SCM材の耐磨耗性の向上)
SCM材の耐磨耗性の向上
このQ&Aのポイント
- SCM415材の浸炭焼入焼戻で表面よりも0.2mmのほうが高い硬度を実現する条件について
- SCM415材の耐磨耗性を向上させるための条件について
- SCM415材の浸炭焼入焼戻における硬度改善の方法について
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noname#230359
回答No.1
普通のガス浸炭焼き入れすると、物の肉厚、冷却速度、浸炭時間(長いほど)等により、粒界酸化を生じ、表面は焼き入れ硬化しにくくなります。表面が軟らかく、内部が硬くなります。「浸炭焼入れの実際」第二版、日刊工業p.201参照。表面より0.2mmの位置において硬さを維持したいならば、炭素濃度分布を表面近傍から内部に向かって、右下がりになる開始位置を0.2mm以下となるように浸炭すると良いと思います。換言すると表面から0.2mmの位置までは炭素濃度分布を水平になるように浸炭する意味です。 浸炭条件を如何したらよいかとの質問は、浸炭深さの現状、肉厚形状、現状の浸炭方法、冷却条件など詳細なことが解からないと、即答できるものではありません。熱処理をおこなっている会社の技術者にまず相談されることかと思います。
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noname#230359
回答No.2
耐摩耗性の向上にために表面よりも0.2mmの深さの硬さが高くするという狙いが良く理解できません。表面の粒界酸化や残留オーステナイトの存在により、表面が正規の硬さより低くなって、少し内部に硬さのピーク値が表われることがありますが、これはあくまでも異常な状態です。耐摩耗性を向上したいならば、高濃度浸炭で表面の硬い炭化物の量を増やすとかいう考え方の方がよいのではないでしょうか。