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中小企業の現場のQC活動の現状と新しい情報
- TQMやシックスシグマなどのQC手法についての理解が難しくなっている中、中小企業の製造現場でのQCサークル活動の現状や新しい情報を知りたいと考えています。
- 現実に中小企業で行われているQCサークル活動の状況や取り組みなどについて、具体的な情報を教えていただけると助かります。
- また、今後の中小企業におけるQCの方向性や重要性についての示唆もいただければ幸いです。
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私が勤務している事業所の場合(中小企業メーカー)ではISO9001の取得後にQCサークルが結成されて2年経過しました。 既に述べられているように、不景気打開のトップダウン及びISO自体のトップダウンシステムによりボトムアップとなり得るようなQC活動(成果)はあまり見当たりません。 そこで以前より行なわれていた、もっと自発的な「改善提案」システムに移行したら良いのでは?(事実上もとの状態に戻る=QC活動中止)という議論や反発が急速に出てきました. 何故こういう事になったかと言いますと、QC活動自体は自発的な活動という建前でも、実際は活動及び内容、発表を強制化されてしまったので、トップダウンの指示と何も変わらなくなってしまったからと考えています。これではボトムアップの効果を期待しても無理ですし、サークル員の個人的な時間まで食い込んでいたので、大きな反発が出たのも当然でした。 又、ISO2000年版では「各プロセスの継続的な見直し」がシステムとして強制化されていますので、多少スケールの違いは有りますが、ますますQCの出番は少なくなるのではと考えています。
皆さんの良い回答がありましたので、書くに値しませんが、当社はJIS表示許可工場であり、ISO9001も取得した70人足らずのメーカーです。JISでは公示検査があり、JIS規格(仕様)に合致するかどうか、品質のチェックがなされます。品質管理推進責任者は工業標準化法で義務付けられて、QC手法を使った改善をしています。ISOに挑戦したのはJIS規格以外の製品も作っており、また顧客の要求事項から始まる、全社の経営の視点で物つくりを行うというコンセプトで取得しました。JIS規格そのものが、ISOとの整合化や規制緩和で廃止の方向にありますが、当社はJIS製品を作って会社らしくなったという財産があります。ISOはシステムとしては立派なものですが、品質レベルまで要求していません。要は自社の製品をどういう品質で誰に満足してもらうか、その為に物作りの基本をどこに置くか、自社で判断すべきかと思います。小生の業界ではISOより、JIS規格製品が優先されています。蛇足ですが、JISの取得は最近はISO9002でも可能になっています。条件は品質システムのほかにJIS規格の品質を満足していることということです。QC活動から外れましたが、形より、自分たちが納得する改善活動をお勧めします。
こんばんは 私どもでも約2年半前にQC活動及び提案制度は 凍結になってます。どうしてもボトムアップでの改善は、限度があります。ISO9001、9002,14001、QS9000など取得しており、すべていおいてトップダウンになっております。その基準から外れることは許されません。トップに従い各部署が、各部署に従い、各担当がとトップの目標目的にベクトルを合わすことに努力しております。最近はQC活動自体がなくなっているところが多いと思います。
こんばんは。 あまり手法にとらわれてしまいますと、本末転倒してしまいQCのためのQCになりがちです。 手始めに現状掌握から初めて、次にあなたの会社が何を目的としてQCを導入されようとしているのか議論するところから始めたらいいと思います。 そして手始めに簡単に出来るところから初めて次第に専門的な手法を導入されていったらいいと思います。 中小企業の場合は人員的にQCの専門スタッフが置きにくい状況にあり、どうしても兼任制で行くしかありません。 そう言った意味からも身の丈にあったシステムをひかれるのが一番だと思います。
堺の金属加工業(ISO9001:2000)認証取得企業の品質管理担当者です。 QC手法を講じて改善をされるのも、一つの方法ですが、まず仕事が効果的に実施されているかを見直し、体質改善を進めると、自然と顧客要求を満し、所謂Q.C.D.Qを満足できる製品を提供できるようになると思います。 その診断のバイブルとして下記に書籍を紹介しますので、これを基に、貴社の仕事を監視され、改善されてはいかがでしょうか 書籍名: なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 著者 : ケリー・グリンソン 訳者:楡井浩一 発行所:PHP研究所(?:03-3239-6256) 定価:1350円 これも貴社の規模に合わせて取り組まれたらと思います。 以上経験より、ご案内いたしますので、ご検討ください。
- 参考URL:
- http://www.php.co.jp/
製薬/検査試薬メーカー(従業員500人弱)の者です。 当社は今では、いわゆるQC活動に当るものはなくなりました。現在は、提案制度を残すのみです。 代わりといっては変ですが、ISO9001を登録し2回の更新審査が過ぎました。現在はさらにISO14001に取組んでいます。ご存知のとおりISO9001はトップダウンですので、アプローチがQCとは決定的に異なります。 あくまで狭い私見ですので、そのお積もりで聞いて頂きたいのですが、QCのようなボトムアップ方式は現代の産業界では限界があるし、例えばデミング賞という素晴らしい賞も“フォロー”がありませんから、受賞した企業がその後どうなっていったでしょうか。今でも引き続き同じことをやっているでしょうか。そうは思えません。 一方、IOS9001は“維持する”ことが最大の眼目で、そのために定期的に第三者のチェックが入りますから、低いレベルであっても消えてしまうようなことがないのです。システムとして構築したいならISO9001を上手く使ったらどうでしょうか。