- 締切済み
SUS304のシボリの上型の割れ
- SUS304のt=0.6を絞り型でカメラの筐体を作製しています。上型のポンチの大きさは、50*60*90位で90のヘリの中央に高さ1.5厚み1.0巾10.0の突起があります。
- これにより2万ショット位で突起の根元から割れが生じとれてしまいます。破面は貝殻状で疲労破壊のようです。コーナーRを付けたりしましたが旨くいきません。
- 形状はいじれなくなったので材質を変えてみました。最初はDC53(Hrc60)でこれは初期に割れが発生しました。SKD61(Hrc54)で2万S持ちました。寿命延長の方針を教えてください。自分では1.SKH51(Hrc60)2.DC53(Hrc56)位しか思いうかびません。また材質以外の方法があれば教えて下さい。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
みんなの回答
YXR33の55HRCが適当かと思います。あとはARK1の400℃戻しで 硬さは57HRC。こんなところでしょうか。
割れは、一つアドバイスを間違うと、逆に怒りを買う恐れがあるので このようなwebコミュニケーション上の制約(割れた型を実際見ていない、製造工程の詳細は解らない)をご勘案して実施下さい。 ARK1は冷間工具鋼のなかで最も靭性があるということなので、この材料を58HRC程度でお使いになれば軽微になるかと思います。この材料の特徴は、被削性が良い、焼き入れ性が良い、靭性が良い、熱処理変寸が 軽微ということなのでこのようなweb上のアドバイスに向いているために、よく上げる材料です。
はじめまして、いろいろと大変ご苦労なさっていますね。まず、私 なりに勝手に解釈させて頂きます事、お許しください。筐体に入って いるビードですが、単純に補強のために入っており、Rを大きくした との事正解です。また、ビードを入れますと、平面度にゆがみ、そり、 などが発生するため、パンチ、ダイのクリアランスを、板厚以下に抑え、 板厚を殺していると存じます。その為、細いパンチに負担がかかり、 破損する結果になっています。また、SUS304ですので、加工硬化も大 きく、パンチにかかる負担は、相当なものでしょう。その為、金型材 質には、十分な検討が必要です。まず、SKD11でだめなのですから、 DC53では全く使い物にはなりません、SKH51ですが、SKD11よりは、 多少良い結果は出ますが、破損します。当社では、厳しいシゴキの 部分、衝撃が大きい部分には、粉末ハイスを使ってます。日立金属の HAP5R、もしくはHAP40が良いと思います。通常熱処理ですと 高度HRCで64以上でますが、60ぐらいに落としてお使い下さい。 ただし、熱処理はハイスを得意としている、熱処理屋さんにお願い して下さい。これにより、大幅な改善が見られるはずです。 また、不明なことがありましたら、連絡ください。
- 参考URL:
- www.furuichi-tec.co.jp
お礼
ありがとうございます。粉末ハイスで進めて行こうとおもいます。