- 締切済み
SPCCのt1.6をカール曲げ加工する際の注意点とは?
- SPCCのt1.6をカール曲げ加工する際に注意すべきポイントを解説します。
- カール曲げ加工を行ったSPCCのt1.6のカールが変形してしまう場合、ニップ曲げの工程に原因がある可能性があります。
- カール曲げの内径が12.8である場合、ニップ曲げを何度行うかなどの注意点についても解説します。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
みんなの回答
私の所では自動車部品の製品でカール曲げする物が多いです。補強付きの形状をカールするときもあります。まずお聞きしたいのはどの位の変形で駄目なのでしょうか。芯金を入れるのなら可成りの精度も可能ですが芯金無しでは必ず変形します。しかし何とかリミットの中に納めてます。うまく行ったときにはかなりの円形状になるときもあります。 質問のように円形状を出すのが難しいですね。少し参考に書きますとやはり先端曲げをしてカムでカールしていきます。(順送の時はらカムを使用します)先端形状ですが90度くらいまで曲げておきます。そしてうまく形状が出ない時は90度曲げる形状を楕円の様にしますと旨く行きます。やはり板厚とカールの径により違います。薄い板厚の物は先端形状は45度くらいまで曲げればうまく行く場合もあります。カール部分に補強がある物をカールするにもまた微妙に違いますので先端曲げ部の調整とカール曲げ部の径の調節を細かくやって行くしかないでしょうね
貴社の金型機構が読めないので、参考までに弊社が行っている方法を一例書きます。 断面形状は輪型と仮定します。 第一工程 U字曲げ(下型ノックアウト付き) 第二工程 芯金(φ12.75)付きカム式サイド左右対向(上側各90度)スライド曲げ、 サイド曲げ型形状 R7.175パンチ 45度ブロック 左右各1個 下型形状 半円(R7.175) 第三工程 芯金(φ12.75の上部120度V字(角面取り)深0.6mm付き、オバ-曲げ用) 上曲げ型形状 半円(R7.175)中心に120度V字(角面取り)高さ0.5mm 付き オバ-曲げ用 ポイント カ-ル接合部は強いスプリングバックが発生しますので、必ずオ-バ-曲げを行う。 型形状及び芯金は直線(120度)ですが、経験上スプリングバックすると円形に成ります。 備考 *第一工程と第二工程間は必要なアイドルステ-ジ設ける。第二と第三間はどちらでも出来ます。 *型及び芯金の寸法は少し小さいですが、芯金から抜けると指定寸法に成ります(経験から)