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始まりの文書が好きな、小説は有りますか?
「吾輩は猫である。」は有名ですが、始まりの文章が素敵な、貴方がお気に入りの本は有りますか? 僕は、偶然読んだ岡本かの子の「家霊」です。 文は「山の手の高台で電車の交叉点になっている十字路がある。」で、横浜や函館などの洋風で少し洒落た雰囲気がして、凄く気に入ってます。 これを少しモジって、自分の文の始まりに使ったりしています。 本の題名を思い出せなくても、思い出せる文章があれば教えてください。 国の内外問いません。 英文でも結構です。
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お礼を有難うございました 再度で失礼いたします。 もう何十年も前に読んだのですから うろ覚えなのですが 風と共に去りぬの最初の出だしだと思います。 スカ-レット・オハラは美人ではなかった (しかしその魅力に取りつかれてしまう人がほとんどである) 最初の1行は間違っていないと思います。 ()はそのような意味で言葉が違うかもしれません ですからいわゆる整った顔の美人ではないけれども 非常に魅力的な女性であるという事を言っているのだと思います。 映画のヴィヴィアン・リ-は美人ですが 確か小説の書き出しはそのようだったと記憶しております。 何しろ15歳の時に読んだのですから 間違っているかもしれません
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- eroero4649
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辻仁成の二作目にして私が一番好きな「クラウディ」の冒頭の一文ですね。 不覚にも僕は今年、三十歳を迎えようとしている。 死を決意し、高校の屋上の高いフェンスによじ登った、十六歳のあの瞬間には、都会の片隅で、連夜嘔吐しているこの無様な今の自分の姿を、想像することは到底できなかっただろう。 この小説が発表されたときはまだハタチくらいだったでしょうか。まだ若さがふんだんに残っていたその頃は、主人公が漫然と死に憧れている退廃的な姿に自分をダブらせていました。まあほら、青春時代ってモラトリアムな時期があるじゃないですか・笑。 その後就職し、若さを少しずつ失いながら都会の片隅で無様な自分に失望しながら、「もう死にたい」という気持ちとこの小説のテーマである「亡命したい」という気持ちを抱えながら生きていました。そしてよくあるように、その後私は「不覚にも三十歳を迎え」ることになるのです。 ちなみにこの小説、後にいろいろと物議をかもした俳優水嶋ヒロ氏の衝撃のデビュー作にして最後の作品?かもしれない「KAGEROU」の元ネタになっている作品です。 いえね、KAGEROUが話題になったときに本屋で冒頭を読んでみたら、退廃的な気分の主人公が特に深い理由もないままにビルから飛び降り自殺をしようとしたら失敗する、というのが全く同じで思わず笑ってしまったのです。しかもそこで登場する謎の男キョウヤというのが、クラウディのキーとなる人物である謎の同級生スナフキンとすごくキャラクターが似ていたのです。思わず笑っちゃいましたね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「クラウディ」って、曇天ということですか、暗い人生ですね。 「不覚にも僕は今年、三十歳を迎えようとしている。」というのは、聞いたことがあるような気がしますが、僕は明るく楽しい人生をずっと歩いてきたので、良く理解できないのです。 特に「不覚にも」という言い方は、別な言葉を修飾してよくつかわれますが、「よくわかる」とは到底思えませんね。 俳優水嶋ヒロ氏の「KAGEROU」も知ってますが、おっしゃる様におかしなところが有るみたいですね。 マイナスイメージはあまり持たないようにしてるので、記憶にも残りません。 妻みたいに夢でうなされることが無いので良いですよ。 eroero4649さんも、意外と苦労してるようですね。
デュ・モーリアのレベッカの冒頭「ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た」 です。 ヒッチコックの映画にもなったこの作品は、 ジャンルでいうとゴシックロマンス小説というのでしょうか。 ミステリーでもありながら、オースティンやブロンテといった ビクトリア朝の古い小説を思い出させます。 実はこれを見たのは映画が先なんですが、冒頭文と一緒に映されている画像は お好きな人には(私のことですが)たまらん雰囲気です。 小説ではないんですが、学生時分に暗記させられた古文の冒頭なんかは 割と好きなものが多いです。 方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず~」とか、 学問のすすめ「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」など。 なぜ好きかというと、この後に続くシビアな展開が好きなんですよね。
お礼
今晩は。 レベッカは、ヒッチコックの映画だけ見たのですが、「ゆうべ、またマンダレーに行った夢を見た」という言葉は、全然記憶に有りません。 謎解きのカギにでもなるのでしょうか、この文だけでは、そんなに印象に残りませんね。 「たまらん雰囲気」という事ですから、そうなんでしょうね。 オースティンやブロンテの作品も映画だけしか見ていませんね。 その中で「プライドと偏見」は良かったですね。 これ一本で「キーラ・ナイトレイ」のファンになりました。 彼女は、この時代の個性的な女性が似合いますね。 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず~」の方丈記は読んだことが無いので、読んでみようと思ってるところです。 少し読むのが遅すぎかと思いますが、また人生観が変わるかと期待しています。 「学問のすすめ、この後に続くシビアな展開が好き」何とも、興味をそそる表現ですね。 今日のronjeさんは、文章の料理人みたいですね。 ありがとうございました。
- oya_zico
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う~ん、残念ながら始まりの文章は全く覚えてないですね(涙) 読書は結構するのですが、集中力が無く想像力が貧困なせいでしょうか、エンジンのかかりが遅いというか、最初から没頭することが出来ないのです。 ただ、コナンドイルのまだらの紐(シャーロックホームズ)の冒頭部分は、依頼者を見た瞬間にその人の状況を言い当てたというエピソードが入っていて、シャーロックホームズの凄さが一瞬にして分かって良かったですね。 また、80日間世界一周の冒頭も、最初の文章は覚えてませんが、冒頭部分で、時間通りに行動しないと気がすまない神経質なほど几帳面な主人公の性格を現していて、一瞬でストーリーに引き込まれてしまいました。 ホント、アバウトな感想で申し訳ございません。 そこで、私の好きな小説家さんの最初の文章をググッて見ると 「腹を空かせて果物屋を襲う芸術家なら、まだ恰好がつくだろうが、僕はモデルガンを握って、書店を見張っていた。」 【アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎】 う~ん、やっぱり全然覚えていないですね(涙)
お礼
今晩は。 読んだだけでは、長い文章は覚えられないですね。 短い文章で、自分以外の人が、TVや読み物などで繰り返しつかてくれて、ようやく覚えるのだと思います。 「山の手の 」は凄く気に入って、暗唱を何度もして覚えようと努力をしたからできたのだと思います。 それと短編だったので、時間的にも余裕が有ったのだと思います。 シャーロックホームズや80日間世界一周で、覚えてる言葉は何もありません。 人の名前を覚えるだけでも、大変ですね。 「腹を空かせて果物屋を襲う芸術家なら、まだ恰好がつくだろうが、僕はモデルガンを握って、書店を見張っていた。」は、書店を襲うときの見張り役ということでしょうか。 ちょっと面白い文章ですね。 ありがとうございました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
Whoever has made a voyage up the Hudson must remember the Catskill Mountains. ワシントン・アービングの「スケッチブック」の始めです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 これは「リップ・ヴァン・ウィンクル」の冒頭ですか。 小説の概要を読んだのですが、原文の良さがよくわかりません。 できれば、訳して貰えませんか。 主人公は、映画「野獣死すべし」に出てくる人ですね。 凄く興味があります。
- naclav
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「罪深き誘惑のマンボ」 ”クリスマスの夜にレナードを訪ねると、やつはケンタッキー・ヘッドハンターズのレコードをかけ、「ザ・バラード・オブ・デイビー・クロケット」が響きわたるなか、クリスマスの祝いの一環として、またしても隣家に放火している真最中だった。” 「トギオ」 ”結局、僕よりも白のほうが長生きした。僕が死んで一世紀近く経ったのに、白はそのことをずっと気にしている。”
お礼
ご回答ありがとうございます。 「罪深き誘惑のマンボ」 内容は、どうも異色のようですね。 冒頭がそれを表してる感じがします。 「ザ・バラード・オブ・デイビー・クロケット」は、懐かしい曲ですね。 「トギオ」は、分かりにくい話のようですね。 「結局、僕よりも白のほうが長生きした。僕が死んで一世紀近く経ったのに、白はそのことをずっと気にしている。」も不思議な内容ですね。
- osarunokagoya2
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もう、何度も書いていますが トルストイ、アンナカレーニナの冒頭 「幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある」 何度も読み返している藤原伊織の 『テロリストのパラソル』 主人公が起きて窓の外(といってもビルの隙間のスリットのような空)を眺め 公園にでかけてウィスキーをラッパ飲みする冒頭 「アル中のバーテンダーにも日課はある」という一文がいいです。 「セントラル街には、黒人だけが住んでいるわけではなかった。白人もまだ住んでいた。」さらば愛しき女よ 「私はその頃、アルバイトの帰りなど、よく古本屋に寄った。そして、漠然と目についた本を手に取って時間を過ごした」 柴田翔 『されど我らが日々ー』 さほど凝った導入でないけれど、作品全体の空気を胸いっぱいに吸い込んでしまう冒頭です。
お礼
こんにちは。 「幸せな家族は 」は記憶にありますが、アンナカレーニナの冒頭でしたか。 「上手いことを言う」と、納得してしまいますね。 「アル中のバーテンダーにも日課はある」は良いですね。 いかにも、牛さんの好きそうな洒落た文です。 藤原伊織の『テロリストのパラソル』は、ドラマにもなってるんですね。 再放送を見逃さないようにしましょう。 「セントラル街には、黒人だけが住んでいるわけではなかった。白人もまだ住んでいた。」同じようなことを、BSの旅番組で、ロッティングヒルの住民が言ってました。 そして「金持ちも、そうでない人も」と付け加えていました。 BSで録画した「さらば愛しき女よ」が有るので、見るのが楽しみです。 最近、ローバート・ミッチャムが好きになったんです。遅いですね。 お茶の水近くに通勤してたことが有って、地下鉄の前の本屋には良く寄って帰りました。 少し足を延ばして、神田神保町の古本屋にもよく行きましたね。 いま『されど我らが日々ー』の解説を読んでいたら、文中にこんなのが有りました。 「私、こうやって、一生あなたのお食事、作って上げるのかしら」 自分に言われてるようで、ドキッとしました。 日常の中に、いろんな言葉が転がってますね。 ありがとうございました。
こんばんは^^ 「恋はシメサバ」です。 あ!ごめんなさい。小説ではなくってポエムでしたわ。 「その女は突然やってきた。」 不穏な空気が漂って、これから起こることを予感させます。
お礼
こんにちは。 「恋はシメサバ」と「その女は突然やってきた。」は、何か関係が有るのですか? 「その女は突然やってきた。」は、どこかで聞いたことがあるような気がしますが、小説ですかね。 謎が多い。 「恋はボサノバ(BLAME IT ON THE BOSSA NOVA )」 https://youtu.be/3XHxtXjcatc?t=18(Eydie Gormé) https://youtu.be/cVJZacTCIJQ?t=73(梓みちよ 恋はボッサ・ノバ)
こんにちは(*^_^*) 吉本ばななの「キッチン」 「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」 です。
お礼
こんにちは。 吉本ばななの「キッチン」は、僕の本棚にもありますが、まだ読んでないのです(笑)。 「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」も、初めて聞きました。 「台所だと思う。」と断定しないところが、良いのでしょうか。 あるいは、「吉本ばなな」らしいのでしょうかね。 この言葉が好きということは、coffee-beanさんは料理好きということですか。 いつか「料理はあまりしない」と言っていましたかね。 ちょっと読んでみたくなりましたね。 最初だけでも。 ありがとうございました。
- ミッタン(@michiyo19750208)
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川端康成さんの雪国 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」 あまりにもベタでスイマセンm(_ _)m
お礼
お早うございます。 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」は、僕も知ってますが、「国境」の読み方には「こっきょう」と「くにざかい」とありますね。 僕は「こっきょう」と言ってましたが、最近は「くにざかい」のほうが多いようです。 今調べてみたら、川端康成に聞いてもはっきり答えなかったと言ってるので、「こっきょう」で通そうと思います。 それのほうが、語呂が良いですね。 みんなが知ってる言葉で、語り合えるのは楽しいことですね。 ありがとうございました。
- 芙蓉の華(@purimuro-zu)
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平家物語 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、 ただ春の夜の夢のごとし。 たけき者も遂にはほろびぬ、 ひとへに風の前の塵に同じ。 これが一番好きです。 それから「春はあけぼの・・・」 「スカ-レット・オハラは美人ではなかった」 まだまだたくさんありますが 特に印象に残っているものです。
お礼
お早うございます。 長い文章ですね。 何かpurimuro-zuさんらしい感じがします。 平家物語は、最初の1行と「おごれる人も久しからず」だけ記憶にあります。 そして、事あるごとに、思い出しますね。 昔、彼女とビクターのショールームに行った時「春はあけぼの、それでは、冬は?」というクイズが出され、僕が「つとめて」答えて、商品を貰ったことが有ります。 「スカ-レット・オハラは美人ではなかった」というのは初めて聞きましたが、何処で言われてるのでしょうか? ヴィヴィアン・リーは美人だと思いますが、少しきついですね。 レット・バトラーが手に負えないのだから、僕の妻には無理ですね。
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お礼
こんにちは。 再度ありがとうございます。 本の話でしたか。 質問が本の話ですから当たり前ですね。 purimuro-zuさんが、そう記憶してるのでしたら間違いないでしょうね。 これは、みんな知らないんじゃないでしょうか。 僕みたいに映画しか見てない人が多いと思うので、僕の自慢話に加えさせてもらいましょう。 それにしても、15歳で「風と共に去りぬ」を読むとは、凄いですね。 中学校に行きながら「明日は明日の風が吹く」みたいな顔をして、おませですね。 僕は、20代で映画を見ても、女心は分かりませんでした。 ありがとうございました。