元が上がりすぎです。リップルは日本と韓国では大人気ですが、人気なのは日本と韓国だけなんですよ。リップルは銀行の送金システムとしての運用でございましょ?つまり思想はド中央集権主義なんです。既存の銀行システムの中に入ろうというものですから。
でも、仮想通貨の始まりであるビットコインは「アンチ中央集権」から生まれたものです。仮想通貨をやる人たちは本来銀行などの既存の金融システムに中指を立てるような人たちなのです。
だけどブームがきて、特に韓国と日本では「なんだかよく分からないけれど、儲かるらしい」という勢力が12月頃からどわーっと押し寄せました。彼らは何も知らないので「ビットコインてもう200万円もするから高いなあ」となんとなく敬遠して、「すごく上がったらすごく儲かりそうだから、単価の安いものはないかな?」と物色したのです。そしたらリップルがあって、しかも「銀行とも提携している」となったわけです。日本人的には「仮想通貨ってなんかよく分からないけれど、銀行と提携しているならきっと安心だ」となります。
そんで、日本人と韓国人が買い漁った。でも単価が安いってことは、そんだけ流通量が多いということでもあるのです。上がるだけ上がったところで海外勢を中心に利確の動きが出て、そうなると値段が下がって初心者も怖くなって手放す。さらに韓国人は気が短いので損をしそうだとなると意外にアッサリ損切りしちゃうんですね。それで売りが売りを呼んでいるというのが今の状況だと思います。
そもそもリップルは5月の急騰のときも、一時的にイーサリアムを抜いて、そこを頂点にしてダラダラと下がり、12月になるまでリップラーが報われることはありませんでした。
そのときと全く同じような動きをしているので、前例にならうならあと半年くらいはダラダラ下がったりヨコヨコになったりという流れになるかもしれませんね。
お礼
とても分かりやすい説明ありがとうございます! お陰様で理解できました