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現実だと思い込むのは
※自分がかかってる訳ではありません 自分の記憶を瞬時に塗り替える症状は何の病気でしょうか。 統合失調症とかうつ病とか? 一週間前にこういうことがあった、と有りもしない記憶を瞬時に作り出し信じるようなのを指しています。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家松代 信人(@sainou) 知的発達障がい児教育の専門家
こんにちは。 脳科学と認知科学を基盤としておりますので、これらの観点と、実際にある事例から回答させていただきます。 脅迫症において、記憶を瞬時に塗り替えることがあります。実際にそういった人を知っています。 脅迫症では、脅迫観念にとらわれることと、脅迫行為を行うことの2つが着目すべき項目となっています。脅迫観念とは、例えば、トイレで汚物がついたとき、目に見えないぐらいのものなのに、そこから汚染が広がりそうで怖いといったこと、脅迫行為とは、例えば、汚物が目に見えないぐらいついただけなのに、シャワーをあびて服を全部着替えいるといった実際の行為のことです。 この脅迫観念と脅迫行為の間の行き来において、実際にやっていないのに、やったと記憶が書き換えられたり、実際にやったのに、やっていないと記憶が書き換えられたりするケースがあるのです。 すなわち、観念と行為がごっちゃになっている状態です。観念だけであったのに、行為まで及んだように記憶が書き換えられてしまったり、行為まで及んだのに、観念だけでやっていないと記憶が書き換えられたり、といったことです。 脅迫症は、神経伝達物質であるセロトニンが症状と関わっていると言われており、セロトニン機能が関わった脳の誤動作とともに、観念と実行為の違いにもついても誤った記憶がなされるものと考えられます。
松代 信人(@sainou) プロフィール
◆注力分野:知能改善、普通学級へ進路開発 幼児の知能改善、発達障がいの早期予防、知的・発達障がい・学習障害の治療教育 ◆対応分野 学習能力開発、進路開発、受験うつ、ネット依存 メンタル支援(脅...
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