日産、神戸製鋼に端を発して雪崩的に不正が告発されていますね。この様子からするとおそらく今明らかになっているのは日本の企業の品質管理の不正の氷山の一画で、むしろ遅ればせながら社内告発や社内監査が機能して経営者が潔く公表・謝罪した例で、裏にはまだまだ隠れているかもしれませんよ。その意味では三菱としてみた時にグループとしての社風が悪いのかはたまた公表する勇気があるのか、あるいは偶然かわかりません。
データの偽装・改ざんはいかなる理由があっても許されないと思うのですが、それでも何のデータをなんでどのように改ざんしたのか詳しく見ないとどれだけ悪質なのか情状酌量の余地があるのかわかりません。
製造業にいると顧客や各国の品質基準で意味の無いものが昔の慣習で残っていたり、基準はあっても測定方法が曖昧だったり不可能なものだったりすることが結構あります。日産やスバルの場合は意味の無い国の規則を勝手に無視した様で、それはそれでNGですが十分理解できます。トヨタの社長も間接的に国の規則が悪いと言うようなことを言っていました。基準や測定値を見なしで属人的に解釈することも結構多いと思います。中国の会社ともなるとそんなことのオンパレードだと思います。
日本はこの機会に一度膿を出し切ったら良いと思いますが、表面的な情報だけで公表・謝罪した会社を全面的に非難していたら余計隠すようになるし、経済的にも風評危害だけで潰れてしまうのを恐れます。
お礼
>意味の無い国の規則 こういうのはどんどん変えていってほしいですね。増税だけはハイスピードで決定するのに