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自衛隊の食堂
以前、自衛隊が開放されたときに見学に行ったのですが、食堂に一般の自衛隊員用と幹部隊員用のがあって、今だにこのような区別をしていることに驚いたのですが、これは、アメリカやその他の国でも同様なのでしょうか?
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区分は食堂だけではありません。 以下、質問外のコメントですが、その他の区分もついでに紹介します。 入浴も区分されてます。 陸上自衛隊の場合、陸士浴場、陸曹浴場と幹部浴場の三区分ありますが、陸士、陸曹は形だけで実態は混浴状態です。 昭和時代の食堂も陸士、陸曹、幹部と区分されてました。まだ三区分している駐屯地も陸士と陸曹は混同してる状態です。 しかし、居室(駐屯地内で寝泊まりしている自衛官)は区分されてます。 陸士居室と陸曹居室は明確に区分されてます。 幹部は居室はありません。幹部は駐屯地外に居住することが「大原則」ですから、通常、居室はありません。 階級で言うと、准尉・3尉以上は幹部ですが、曹長以下は駐屯地内に居住するのが「大原則」なのです。結婚などある条件を満たせば駐屯地外の居住が「許可」されます。 駐屯地外で居住する自衛官を部内用語では「営外者」と呼び、駐屯地内の居住者は「営内者」と言います。 営内者の毎日三度の食事は無料ですが、営外者の食事は基本的には自前で食事を準備しないといけません。 隊員食堂での喫食は当直などの営外の勤務者は、当直勤務間だけ無料となりますが、通常の勤務なら「有料」となります。大半の営外者は有料の隊員食堂には行かず、自前の弁当で遣り繰りしてます。
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- ithi
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tahhzan さん、こんにちは。 昔から、下士官、兵、と士官は区別されていました。同じ戦争するにも仕事が違うからです。だから兵科でも決まったカロリーの問題がありました。 ヨーロッパなんて18世紀くらいまで、士官=貴族、下士官・兵=平民ですから食べ物が違うのは当たり前でした。
- takepan_toki
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はい、他国でも同じような状況です。 ですが、一点異なることがあります。自衛隊では食事の内容は幹部も一般も一緒です。違うとするならば、幹部の中でも偉い人は、席に座れば係の人が食事を持ってきてくれますが、それ以外の場合は(幹部でも一般でも)自分で盛り付けるぐらいでしょうか?使われる食器は幹部と一般で異なるようです。
お礼
そうですか。それでは、逆に日本の方が平等に近いかもしれませんね。参考になりました。ありがとうございました。
- chie65536(@chie65535)
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>今だにこのような区別をしていることに驚いたのですが これは「戦略的な区別」です。 一般と幹部で「同じ食事」をしていると「平等に見える」のですが「非常に危険」です。 もし、食中毒が発生したとか、敵のスパイに毒を混入された場合「全員が同じ食事」だと「全滅」する可能性があります。 なので、一般と幹部では「材料も、作る場所も、作る人達も、食べる場所も、食器も、完全に別にする」のです。 毒の混入では、分離してあっても両方に混入されれば全滅するかも知れませんが、食中毒なら「幹部だけ助かる」とか「一般だけ助かる」とか、全滅を回避出来ます。 航空機でも、機長と副機長は「まったく別の場所で、別の人達が調理した物」を食べます。どちらかが食中毒になっても、どちらかが無事で済むからです。 危機管理がしっかりしている国の軍隊は「部署ごと、階級ごとに、材料、調理場、調理人、調理方法が違う食事を、違う食器で、別々の場所で食べる」と言う、危機管理を行なっているのが当たり前です。 「平等」を建前にして「食中毒で全滅する軍隊」なんて、お笑い以外の何物でもありません。バカのする事です。
お礼
そういう考え方もありましたか。なるほど。なかなか奥が深いですね。ありがとうございました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
これは、アメリカやその他の国でも同様なのでしょうか? はいそうです。下記を読み比べると食堂の差がなくなった自衛隊に対し、アメリカなどの国では、厳然とした区別があることがわかります。 下士官以下とは福利厚生面で待遇が異なり、一定規模の基地や駐屯地には幹部専用の食堂や士官室(Wardroom)が設けられていることが多い。小型艦艇や潜水艦は狭いため食堂は共通であることが多いが、空母などは余裕があるため地上基地と遜色ない士官室が用意され、食堂で提供されるメニューも異なる。自衛隊では隊員の食事は階級にかかわらず同一で、幹部用(幹部食堂)と曹士用(隊員食堂)は大部屋をパーティションで区切り、椅子やテーブルを木製にしただけの駐屯地・基地が多い。 (ウィキの「士官」の日本語版) Officers in nearly every country of the world are segregated from the enlisted soldiers, sailors, airmen, marines and coast guardsmen in many facets of military life. Facilities accommodating needs such as messing (i.e., mess hall or mess deck versus officers mess or wardroom), separate billeting/berthing, domiciles, and general recreation facilities (officer clubs versus NCO Clubs and CPO Clubs versus enlisted clubs) are separated between officers and enlisted personnel. This class system, historically correlated to socioeconomic status, is focused on discouraging fraternization and encouraging professional and ethical relations between officers and enlisted military personnel https://en.wikipedia.org/wiki/Officer_(armed_forces)(英語版)
お礼
そうですか。何かの本で、アメリカでは、階級による差別は日本ほどひどくないようなことを書いてあったのを読んだ記憶があるのですが、そうではなかったのですね。ある意味、ショックですが、参考になりました。ありがとうございました。
- wam_f756
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普通に、 アメリカは、ありますよ。 チーフのエスコートが、ないと入れないクラブとか。
お礼
そうでしたか。ありがとうございました。
お礼
なるほど。基本的な位置づけは、戦前とあまり変わらないということですか。戦中のように、現在でいう幹部が一般の隊員の生命を消耗品のように扱うのだけは、真似してほしくはないものです。ありがとうございました。