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担当教授と合いません
私は今、大学院の1年生です。 自分の研究分野にぴったりで、懇談の際も 尊敬できる人格だと思ったのでその教授につくことを決めました。 ですが、どんどんその教授の本音(?)の部分を知るにつけ、悲しい思いをしています。 価値観がまったく合わず、非人間的な考え方に虚しささえ感じます。 けれど、担当教授を変える勇気はありません。 あと1年半、どうつきあっていけばいいのでしょうか?
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厳しい事を言うようですが,組織の中で働く場合も全く同じ様なことがありますよ。社長と合わない,上司と合わない…そういうことに巻き込まれない方が珍しいです。「初任給○百万」という言葉を投げかけられながら,給料未払いになった知り合いもいますし。そして,「これをやりたい」と思って入った会社で,思った通りのことをやれている人もほとんどいないでしょうし。 それが組織(=研究室)に属するという事です。 ・自分の中から「自分“だけ”がそんな思いを…」という意識を極力取り除く事 ・選択肢として「研究室を辞める」「我慢して残る」のどちらかしかないということ(会社を辞めたい,と思っている人もわんさかいますが,金銭的なことを始め,他のメリットの方が大きいので,そのまま残るわけですよね)を強く認識する事 ・今の研究室に残るメリット・デメリットをじっくり考える事 この3つは,自分に課さないと,いくらいいアドバイスをもらっても根本は変わりませんよ。 と前置きをしましたが,自分もそういった人間関係にうんざりしていた時期もありました。大切なのは「相手に求めすぎない」ということだと思います。「教授が尊敬できる人であって欲しい」「非人間的なことをいわないでほしい」これはあなたが相手に対する願望ですよね?もちろん,その願望通りの人である事が望ましいのですが,その願望が叶わないで自分が落ち込むのは,すごく損じゃないですか? 自分は,「なんだ,たったこれだけの人なんだ」と,相手に求めすぎない事によって,精神的に強くなりましたし,自分の能力も成長したと思っています。そして,そういう多くの経験が,人を見分ける力を自分の中に養ってきました。そして,その眼力(とでもいうのかな)を身につけた後は,どんどん尊敬できる人が周りに集まってきました。 結局,相手の問題ではなく,自分の問題だったんですね。 …というわけで,今回の件も,相手が云々,と考えるより,自分の問題なんだ,と帰着させましょうね。
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- zero-fighter
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#2です。 一応補足しておきます。 大学院といっても千差万別で、特に理系と文系の間では相当な開きがあります。また1流と2流の間でも開きがあります。 たぶん、#4さんは「一流の理系」大学院の話かと存じます。 文系だと、#4さんの環境ほどはシビアではありません。「筆頭著者が教授」という例は聞いたことがありません(繰り返しますが、文系ではということ。理系では聞いたことがあります)。 もし、moon04さんが理系なら、#2はきっぱり忘れて、#4を熟読してください。 moon04さんが文系であっても、「教授の支配力はそこまで強くない」ということを念頭に入れて#4を熟読してください。 私の書き足らなかったこと、やや表現が甘かったことなど、的確に指摘されてます。
お礼
繰り返し丁寧なアドバイスありがとうございます。 私は文系かつ社会人なので、シビアな状況はありません。 ただ、「大学院」で学ぶことに対していろんな意味で期待が大きすぎたのだと思っています。 ここの方(教えてgoo)はどの方も親切、親身に回答してくださり感動しています。 今回の皆さんのアドバイス、どれもとても参考になりました。ありがとうございました。
- takkochan
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大学院の1年生とは、修士1年ですか? また、教授のことを知らないということは、他大学からの進学ですよね? そういう前提で書きます。 >自分の研究分野にぴったり というのは、研究したい分野にぴったりですよね。 というのは質問の表現だと、No.2さんのような誤解(と私は思う)を招きます。 moon04さんが、たぐいまれな才能を持っていて、修士1年の最初から、教授と伍して研究を進めていけるとは、普通思えません。もちろん、絶対にありえないかというとそういうわけではないのですが、やはり、指導を受ける立場である可能性が多いです。 その点、No.2さんに対するお礼には、うぬぼれを感じます(moon04さんが、たぐいまれな才能を持っていたらごめんなさい)。 大学の教員は、自分の研究分野で世界と競争していると言う意識を持っています。欧米の場合は、有能な教授は、研究費で博士研究員を雇って研究させます。日本でも。外から研究費をもらってポスドクを雇える場合がありますが、多くの場合は、大学院生が担い手になっています。 大学院生は、教授の進める研究の中で、自分の特徴を発揮し、教授に能力を認められ、より研究を進めていく立場です。最初は、教授が指示して研究を進めることが多いでしょう。 それを、教授の研究を手伝わされていると思っているうちは、まだまだです。その中から、教授も気づかなかったような発見をし、さらに進展させることにより、教授に認められるようになるのです。 確かに非人間的な考えの教員はいます。しかし、それは、大学だけでなく、どこにでもいます。 No.3さんは、大学の教員一般に対してそういうものだという考えを持っておられますが、考えが偏っています。 私は、修士を出た時、大学にポストが無かったため、企業に出ました。別にやっていけないから大学に戻ったわけではありません。自分で研究者としてひとり立ちするには、大学が一番だと思っていました。 民間、公設研、国研と渡り歩き、大学に戻りました(いずれも、正規の職員として勤務)。 大学に戻り、10年間、その大学でも最も非人道的と言われる教授の下で、やってきました。その間の業績(論文の筆頭著者はすべて教授)は、まったく無く、まさに業績0からのスタートになりましたが、その間の自分の努力により自分では、いつでも業績が出せると言う状況です。 研究者として生きるためには、いかに我慢ができるか。その下で、自分の実力をためることができるかです。大学院生はまさに丁稚奉公の研究者予備軍といっても過言ではありません。そこから、いかにして這い上がるか。まさに生存競争です。頑張ってください。 研究室を替わるためには、大学内で教授がとんでもない人だというコンセンサスが無い限りかなり困難です(逆にあれば、可能性ありというところです)。
お礼
#4さんのお話で研究者の世界が厳しいこと、以前よりは分かりました。 「教育者」の前に「研究者」なんですね。今まで、あまり研究者との関わりがなかったので。 私は、「教育者」として、今の教授を見すぎていたのかもしれませんね。 参考になりました。ありがとうございました。
補足
丁寧なアドバイスありがとうございます。 私の質問内容、説明不足でしたね。 私は、研究者になるために院に入学したのではなく、 社会人院生です。即実践に活かすために入学しました。なので、働きながら学んでいます。なので、純粋な院生活というよりかは、「高度な企業外研修」を受けている感覚です。#4さんの言われるような「教授の手伝い」もまったくありません。
同情してあげたいところですけど 大学の教諭は大概そんなもんですよ。 社会に出たことがないので世間知らずのままおじさんおばさんになってしまった人か、 社会に出てみたがやっていけず帰ってきた人が大半です。 いい人も中にはいますが、そんな人は一握り。 何事も経験です。 非人間的な考え方をする人のあしらい方を学んでみては? 自分の進路に問題が出るようでしたら 大学の学生相談室(今色々な大学で作られています)に行くなり 担当教授より上の話の分かる先生に相談してみる事です。 経験的に後者の方が効き目あり。
- 参考URL:
- http://www.naah.jp/
- zero-fighter
- ベストアンサー率30% (155/507)
「その先生に師事することで、あなたの研究に支障があるか」という一点に判断基準を置くべきです。 研究に支障がある(例:価値観が合わないので研究を妨害される)のなら、即刻担当教授を変えましょう。 研究に支障がないのなら、先生を「利用可能な外部ブレイン」と位置づけて利用しましょう。 ある意味、幸せなんですよ。 研究分野が同じで、価値観が同じで、研究対象も同じで、相手は教授=研究者として先を走っているとします。 そうすると、あなたがやろうとしたことは先生が一通り手をつけてしまうかもしれない。 あるいは、「○○先生の小型縮小版」「○○先生の粗悪なデッドコピー」とレーベリングされるかもしれない。 価値観が違えば、同じ研究分野でも研究対象の違い、対象に対する切り口の違いといった、独自性が発揮しやすいんですから。
お礼
「利用可能な外部ブレイン」肝に銘じます。 そうですね。ある意味、幸せですよね。 ありがとうございます。
お礼
そうですね。「組織で働くこと」と関連させて考えると、まさにそのとおりです。私も社会人経験がありますので、貴方の意見にハッとさせられました。 そして、「自分の問題」であることも確かですね。私の人間が試されているんだと思います。 「相手に求めすぎない」実践してみます。