まず初盆と四十九日法要を区別して考える必要がありますね。
初盆とは故人が亡くなられて四十九日が過ぎてから初めて迎える
お盆の事を初盆と言います。初盆と新盆は同じ意味で、西日本で
は初盆と言い、東日本では新盆と呼ぶそうです。
初盆が何時であるかを知るには、四十九日法要が何時であるかを
確認する必要があります。四十九日が何時であるかで初盆が今年
か来年になるかが決まります。
今回の場合は四十九日が8月4日ですから、盆前に四十九日法要
が営まれますから、今回の場合は今年が初盆となります。
もし盆以降に四十九日を迎える場合なら、初盆は来年になります。
御骨を御墓に入れる儀式の事を納骨と言います。納骨をする時期
は普通は四十九日法要が終わった後に、法要に参列された方々と
一緒に墓地に向かい御墓で読経を済ませた後に納骨します。
納骨が終わるまでの間は、自宅の仏壇前に設置した仮祭壇に安置
します。間違っても仏壇に安置してはいけません。
それはどう言う事かと言うと、仏教では四十九日法要が終わるま
では御霊(みたま)とされ、四十九日法要が終わってからは御仏
(みほとけ)とされます。仏壇と言う場所は仏様が居られる場所
ですから、御霊の段階では仏様の傍に居る事が許されません。
ですから仏壇の前に仮祭壇を設けて安置する訳です。
家庭の事情で直ぐに納骨が出来ない事があります。例えば墓石を
建立中で法要時まで間に合わないとか、少しでも長く傍に置いて
居たいとか、墓石の建立の予定が無い場合等で納骨が出来ない方
も多く居られます。
日本の仏教は13宗ありますが、多少は教えが異なりますが通常
は御仏なられたら一刻も早く御墓に入れられて、永眠して頂くと
言うのが通例です。
当家も真言宗ですが、これは真言宗だからと言う事ではありませ
ん。他の仏教でも同じと考えて下さい。
日本の仏教では、亡くなられて御仏になられた時点で、一刻も早
く御墓に安置する事で、御仏は安堵されて永眠されると言われて
います。四十九日法要が過ぎても納骨されないと、御仏は現世を
彷徨われる事になりますので、初盆に御骨を仏壇に安置すると言
う事は通常はしないと言う事です。
お礼
アッと云う間に四十九日も過ぎてしまいました。 未だ悲しみに打ちひしがれて頭に大きな穴が開いた様で皆様のご親切にお礼を申し上げる事も失念してしまっておりました。 大変失礼致しました。 厚く御礼を申し上げます。