私もある意味、これはヨーロッパの一つの政治的メッセージの
一つだと認識しています。このメッセージを発することで、
原油産出国が慌てて原油価格を下げる。下げたところで卸価格や小売価格
までは下げない、欧米資本の石油メジャーが最後のあがきとして利益を
貪ろうとしている、加えてバッテリーなどの資源の利権拡大を
狙っての行動だろう・・というのは言い過ぎか?と感じなくもないです。
大義名分としては大気汚染の悪化をあげているみたいだけど、
それだけでここまでのことは言わないでしょう。
裏には何らかの利権がらみ、あるいはどこかの国の封じ込めだとか、
牽制はあるに決まっています。ヨーロッパ、特に第二次大戦の戦勝国と
言われる国々は国連をはじめ世界の利権を牛耳っていることだけは
我々日本人は気をつけて見ておくべきです。
さて、20年後に化石燃料使用の自動車の販売禁止は実現するでしょうか?
可能か不可能かと問われると可能でしょう。
基礎研究自体は何年も前から行われ、今では普通の技術となった
ハイブリッド車は次には完全電気自動車へ移行することは間違いない方向
だろうし、完全EV車は日産が(多少の問題はあるものの)実現しています。
となると、ますます化石燃料への依存度は低くなる、代わりに
安定した電力が必要になるわけで、欧米を含めた原子力利権へと
世界の流れを変えていこう・・という動きもないわけでもないです。
フランスなんて原発大国ですからね。石油メジャーが産出国の利権を
握っているとはいえ、それでも産出国が石油を出さないとなれば
それで終わりだし、もうそういうのに(アラブ人達がでかい顔するのに)
もう我慢出来ないという民族主義的側面もあろうかと思います。
石油で利益を上げられなくなるアラブ諸国は貧乏国へ転落し、
欧米に頭を下げる格好になります。それを狙っての・・?
そういう中で日本は自前資源の一つと言われるメタンハイドレートの
実用化と石油や自然エネルギーとのベストミックスを進めていかないと
この石油拒否の流れに置いていかれることになると思いますね。
お礼
ご意見ありがとうございます。 殆どの部分で賛同です。