役職者の人事
都道府県労働局長は労働基準監督官をもって充てるとされているが、
労働基準監督官試験による採用者(生え抜き)しか局長に昇進できない、
ということではない。むしろ実際にはそれ以外の試験で採用された
厚生労働省のキャリア、ノンキャリアが就任することがほとんどであり、
その場合は労働基準監督官に任ぜられた上で局長職に就く。なぜなら、
労働局は労働基準監督以外にも、職業安定業務等も所掌しているため、
労働基準監督署のように、生え抜きの労働基準監督官が長になる必要性が
低いためである。
大規模な労働局の局長には厚生労働省の課長級(9級程度)のキャリアが
就任し、中小規模の労働局の局長は厚生労働省の本省室長~課長級(
7~8級程度)のキャリアあるいは優秀なノンキャリアが就任する。
お礼
ありがとうございます。 判り易く回答していただきまして助かります。