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蚊がうるさい羽の音をさせるよう進化してる理由は?
蚊は凄い周期で羽をはばたかせているから プーンという音を出しているそうですが その音のせいで人間に見つかり殺されます。 なぜその音のなる飛び方をする蚊が淘汰されずに、今も音を出して飛んでいるのでしょう? ハエとか蛾とか 頭の上を飛び回る小さい虫とか 全部人間に聞こえるような音をわざわざ出して飛びませんよね?? 蚊ははねの音をわざと出すことで何のメリットがあって現在も生きていると思われますか?出力が上がるとか? 羽の音の出ない蚊が進化の過程で出てきた方が繁栄するはずではないですか?
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蚊にとって、飛んでいるときに出す(プーンという)音にはメリットとデメリットがあります。 まずデメリットですが、自分の存在を敵に知られてしまうということが挙げられます。ところが実は蚊の天敵の多くは、蚊を捕獲するうえで蚊の出す音に頼っていません。 例えば蚊の最大の天敵といわれているトンボやカエル、鳥などは、聴覚ではなく視覚で蚊を捕らえます。また、コウモリは超音波で蚊の動きを察知しますし、クモは巣を張って待ちますから蚊が音を立てなかったとしても無意味です。 飛ぶ音で蚊の存在に気付くのは、せいぜい人間や(牛などの)動物です。 次にメリットですが、これは他の回答者も指摘されていますが、蚊は飛ぶ音でパートナーをさがし出し交尾します。血を吸うメスの蚊の方が、吸わないオスよりも体が大きく、従って若干低い音で飛びます。オスはこれを察知すると、自らの飛ぶ音を微調整し、メスがそれに気付くと交尾に至るそうです。 つまり、羽の音は蚊の繁殖活動にとって非常に重要な役割を果たしているということになります。 結論としてこのメリットの方が、人間や動物という限定された天敵の脅威からくるデメリットよりも上回っている、ということだと思います。 以下、英語ですがご参考まで。 (1) http://insectcop.net/why-do-mosquitoes-make-buzzing-noise/ (2) https://www.reddit.com/r/askscience/comments/vqj8i/why_do_mosquitoes_make_a_loud_buzzing_sound/
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- Ligandable
- ベストアンサー率63% (371/583)
一部修正します 可聴域すれすれは モスキート音(約17000Hz)で、実際の羽音は 低いため、 比視感度のように、 「その比聴感度が高いため閾値が低く、 襲来を感受でき、比較的蚊の害を受けにくい」としてみてください
- Ligandable
- ベストアンサー率63% (371/583)
別の視点から それを感受し、「うるさい」と感じるのは ヒト側です。 本来はヒトの可聴域ギリギリで、加齢に伴い聞こえない人も出てきます。 一方、口まねでもあの音で敏感に目覚める 似たものに、蚊に限らず虫が とまっただけで、手で払ったり、掻く反射が起きます。 そうそう「蚊ラーム」 という目覚ましもありました。 すなわち、黒死病に淘汰された西欧人に、ネズミを見ると失神したり机に 飛び上がる人が多いように、 ヒトが蚊(の運ぶ伝染病・寄生虫など)に 淘汰され、 羽音を感受でき、回避行動がとれるヒト遺伝子が生き残ったため と 考えることもできるでしょう 質問者様は 選ばれた遺伝子を持っています ではでは
- kaitara1
- ベストアンサー率12% (1154/9141)
確かにあの音は依頼荒させる嫌な音ですが、蚊って音もなく射していきませんか。とくに刺されると痛いものもいて、見ると血を吸おうとしている。蚊のすべてが音を立てるように進化しているようにも思えないのですが・・・・。
- mink6137
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産卵期以外はオスの蚊もメスの蚊もは果実の汁などを吸って生きています。 一方、産卵期のメスは動物の生き血を吸いますが、交尾しないと子孫を残せないので、 羽音でオスを誘因しているのです。 この羽音は天敵には不利ですが、 トンボなど蚊の天敵は夜は活動しないので都合よく進化していると思います。
色々なメカニズムがあると思いますが、 蚊は年間70万人以上の人類を殺す、今の人類の最大の天敵です。 人間もそうですが生物は特定の臭い、容姿、色などに 妙に惹かれたり嫌悪感を抱いたりという先天的な多様性を持つ事があり それが結果として効率的な捕食や生存に役立っている事があります。 他の昆虫の羽音も耳には入っているのに特別不快に感じず無視でき、 蚊の羽音だけは寝てても目が覚めるほど不快に感じて駆除するのは そうする人が疾病~死亡リスクが低く より生き残り続けて今の私達に繋がっているのではないかと思います。
補足
確かに今の人間は蚊の音を不快に感じるよう淘汰されてきてるはずですね。 蚊の淘汰の話を聞きたかったのですが新しい考え方が出来ました。
- ShirokumaX
- ベストアンサー率31% (290/932)
はじめまして。 既にお答えが出てますが、あの羽音でメスオスがわかるようにできているそうです。 蚊の中でも吸血するのは卵に栄養をやらなければいけない妊娠したメスだけなんですが、妊娠したメスはオスに近づくとその卵を殺されてしまいそのオスに妊娠させられますので、オスの羽音からは逃げる性質があります。 それを利用して「蚊に刺されないための道具」という、オスの羽音を出す機械が売りに出されたことがありますが、あまり売れませんでした。 蚊には刺されること以外に「音がイライラする」という不快さも人間にとっては問題ですので、刺されないというだけでは売れなかったようです。
あの羽音で雄が集まってくるようです。 東大の農学部でこれを利用してトラップを作るって実験をやってるってニュースを見た事があります。 結果として音がする個体の方が種を残しやすいって事なんでしょうね。 これが淘汰であり進化です。 血を吸うのは雌だけで産卵時の栄養源としてだけ血液を欲します。 なので羽音で見つかるってことより雄を集め交尾を行う事の方が彼らに取っては種を残す上で重要なのでしょう。
- tetsumyi
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生物が進化することはできないからです。 進化できるのであれば、猟師の家系は水中で生活したり、遠くまで歩かなければいけない人種は空を飛べるようになっていると思う。
- tzd78886
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蚊は小さいので、高い音になるのと、昔から悩まされてきたので蚊の羽音に敏感になっているのですぐわかるのでしょう。 ハエや蛾だって静かに聞いていれば羽音を出しています。
補足
素晴らしい回答ありがとうございました