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浅黄色
少し前にこの色の概念を掴むための質問をしました。 そこでいよいよ本題に入ります。 さだまさしの「精霊流しに」出て来る「浅黄色」は、文字通り淡い黄色と捉えるべきでしょうか。
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- Postizos
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訂正、左から三人目の女性は黒紋付のようです。その左となりの人は不明。 右端の背の高い人はわかりませんが帯が見えているような感じもします。 すみません。
- Postizos
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前にリンクした。さだ家の精霊船の行列。 http://blog-imgs-45.fc2.com/k/i/n/kinanodream/DSC03314.jpg この浴衣の一団の前を歩いているのが家族でしょうが、なるほど黒い服を着ています。そして洋服のようです。 あさぎの和服を着る習慣が廃れているのと、それ用に着物を誂えるのもやりすぎで反発されそうという判断では。 http://kinanodream.blog96.fc2.com/blog-entry-31.html 回答3でのリンクの美智子妃の色無地の喪服も反対されたと書かれているブログがあり(引用元記述無し)、反対の理由が和服になのか色無地の習慣がなくなってきているからかはわかりませんが、廃れる傾向でしょう。
- Sakura2568
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さださんの叔母さまや曲の背景をお知りになりたいなら 小説「精霊流し」と各種昔の本、そして「椎の実のママ」をお調べください。 コンサートトーク集やライナーノーツに何度か解説などもあったかも。 ただ、さださんも結構眉唾な話をさも本当のように話していることもありますのでご自身で裏はとったほうが良いですよ。 別にさださんが嘘をついているというわけではなくてそういう「説」があったというものが最近になって研究や諸説が出てきて以前の話の信憑性が薄れてきたという意味ですのでお責めになりませんよう。 今では手に入るかどうかわかりませんがレコードやカセットの時代からさだ氏の歌詞カードには詩や文章が添えられていました。 登場人物に寄せる内容もあったかもしれません。 最後に、「椎の実のママ」もお忘れなきよう。 伯母様ご本人を歌った歌です。
お礼
ありがとうございます。 椎の実のママは結構進歩的で、いわゆる伝統的因習というものに縛られないタイプの人だったと想像します。 さて、Sakura2568さんご自身は、曲中の「浅黄色」は何色だったとお考えになりますか。
補足
すみません、既にNo.2でお答えいただいていましたね。
- Postizos
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追加失礼。 地元テレビ局制作のニュースですが、テロップで「歌詞にちなんだ浅黄色の幕をあしらい」とあります。 https://www.youtube.com/watch?v=jp1U975OeSc どう見ても青系の色だと思います。 地元局の名前が表記されていないのですが、もし地元局なら間違いとは考えにくいのでは。
お礼
ありがとうございます。 これはどう見ても青ですね。ちなみにこの時の模様を現場で眺めていた人が書いたブログ?記事(ちょっと今見つからないんですけど)があって、それによると佐田家の精霊船に付いていた身内の女性たちは全員黒の着物を着ていたそうです。少なくとも「精霊流しと言えば浅葱色と決まっている」ということはなさそうですね。
- Postizos
- ベストアンサー率52% (1786/3423)
岩波古語辞典では【浅葱・浅黄】として《アサは薄い意。キは葱(キ)の葉の色の意。「浅黄」は後世の当て字》と書いています。 言海には 浅黄 黄ノ色ノ淡(ウス)キモノ 浅葱 淡(ウスキ)葱(キ)ノ葉ノ色ノ義 萌葱色はその濃い色 となっていて明治時代には使い分けられていたようです。 中華の辞書には「葱」としてネギ、タマネギ、青色となってます。 http://www.zdic.net/z/22/js/8471.htm ネギの色は緑色であって青くないので、古代においては緑と青の言葉上の区別は無かったと言われていますけれども違いすぎるように思います。が、これの解釈や分析は保留しておきましょう。 つまり浅葱色の表記も当て字的なものだとも言えるのではないでしょうか。 これにたいして萌葱色ははっきりと緑色です。 精霊流しの時の服として親族は浅黄色の服を着るものだった(いまでも)という記述があります。今は法事の幔幕は白黒ですが、かつては浅黄色だったそうで、このアサギ色は薄い青の方だと考えて間違いないと思います。 https://en-park.net/words/1983 https://sougicocoro.com/funeral_glossary/a_gyou/a_the_first_letter/asagimaku/ https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1398856958 https://syukatsulabo.jp/word/865 ↓浴衣ですがアサギ色のを着たようです。 http://kinanodream.blog96.fc2.com/blog-entry-31.html http://blog-imgs-45.fc2.com/k/i/n/kinanodream/DSC03314.jpg なお今の(上のリンクに見られる)アサギ色は新橋色と同じような色ですが、元は藍の薄いもので、それよりほんの少し緑色がかった淡い色だったであろうと私は考えます(藍染めだとそういう色になる)。理由は新橋色は西洋の染料が入ってきてからの色でそれまでの染料ではそういう色にならないからです。 イメージとしてはこういう色です。 http://anessasenbun.blog.fc2.com/blog-category-100.html https://www.google.co.jp/search?q=%E8%97%8D%E6%9F%93%E3%82%81&client=firefox-b&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjo_tOih_LTAhXKzLwKHQO3C78Q_AUICigB&biw=1457&bih=909 浅黄・浅葱色参考 http://item.rakuten.co.jp/paper-m/c/0000000331/ http://www.colordic.org/colorsample/2093.html 以前は変体仮名なども多く、漢字は音であって必ずしも意味を表さないという習慣が強かったから浅黄と書いても黄色とは思わなかったのが現代になって文字の意味が強くなって浅葱に統一されているのだと私は考えます。 http://www.colordic.org/w/ この見本では黄蘗色・苅安色・浅黄(うすき)の読みになっています。 やはり当時でも間違いそうなケースはあったのかもしれません。 日本画(岩絵の具)顔料 http://www.tanseido.jp/item/c00051-n895/ http://www.tanseido.jp/item/c00051-n361/ http://blog.goo.ne.jp/obiasobi/e/0205e4601cd9d59632a1fff0e08561b8 http://www.kiso-artech.co.jp/products/wall/wasi/w-001.html アサヒペンの表記はやはり疑問です。 https://blogs.yahoo.co.jp/yamamotosakankoubou/32000738.html http://kyoutsuchi.jp/asa.html
お礼
ありがとうございます。 ご回答には大変説得力を感じます。
- Sakura2568
- ベストアンサー率42% (2135/5050)
いくつか調べても「浅黄」という表記なので 淡い黄土色~クリーム色って感じでしょうね。 浅葱は水色っぽい色ですよ。 武士が切腹のときに着る裃の色だそうで 新選組をしらべれば詳しく出てくるでしょう。 8月に着る女性の着物としてはどちらの色もアリです。 盛夏なので絽とか紗と呼ばれる薄物でしょうね ただ、年代を想像するに青系のほうが年配女性が着るなら可能性が高いイメージもあります。 どちらもおなじ「あさぎいろ」ですけど全く反対の色なのは興味深いですね。
お礼
ありがとうございます。 その着物を着ていたさださんの叔母さんについてもうすこし調べてみる必要がありそうですね。先程「日本が聞こえる」というさださんの著書を見つけました。 http://38300902.at.webry.info/201308/article_14.html この中に答えまたはヒントがあるかもしれないので、先ずは買って読んでみることにします。ちなみにこの本のカバーの色は「浅黄色」で、タイトル部分の囲み枠の一部に「浅葱色」が使われている点が興味深いです。
補足
お礼後の補足です。 例の本を入手して読んでみましたが、そこにはさださんの叔母さん(椎の実のママ)の原子病との死闘が、あたかも吉村昭氏の小説のように淡々と記述されていました。 「子宮がんから始まって膀胱も取り、胃を切り腸を切り・・・」 その彼女が死んだのは、被爆から半世紀後のことです。 ちなみに同じく被爆者である永井隆博士は、終戦の翌年に著した随筆「長崎の鐘」の中で原子力について次のように述べています。 「こんなに一度に爆発させないで、少しずつ、連続的に、調節しながら破裂させたら、 (中略) 人間はどれほど幸福になれるかしれないね」 恐らく放射線治療を拒まなかったと思われる椎の実のママは、永井博士のような人だったんだなあと感じました。
- nashinori
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浅黄色ではなくて浅葱色ではないかと思います。淡い青色だと思いますよ。
お礼
ありがとうございます。 しかしてその理由は?
お礼
何度もご丁寧にありがとうございます。 今、さださんの小説「精霊流し」に基づく映画作品をレンタルショップから取り寄せ中です。そこで見たものを「決定的証拠だ!」と言い切るほど私は狭量な人間ではありませんが、興味津々ではあります。
補足
昨日映画「精霊流し」を見ました。その中でジャズバー「椎の実」のママは、店を手伝ってくれていた息子の葬式を店内で行い、集まった会葬者達とともに派手にダンスパーティーを繰り広げます。もっとも皆が帰って一人になった後は号泣するんですが、要するに彼女は人前では決してメソメソしない気丈な人だったようです。 「精霊流し」は歌にしても、小説・映画にしてもすべてが事実通りに描かれているわけではありません。「今夜の着物は浅黄色」とあるものの、実際その精霊流しに彼女が参列していなかった可能性もあります(重病でしたからね)。そうするとあの浅黄色は、送り行事とは関係なく、雄々しく生きる彼女に対してさださんが抱くイメージだったのかもしれません。